開講年度
開講学部等
2025
大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
未定
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
5035000094
現代地域福祉社会論特別講義[Special Lectures on Community Welfare]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
速水 聖子[HAYAMI Seiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
速水 聖子 [HAYAMI Seiko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
現代の地域社会は、従来のように農村/都市といった単純な二分法ではとらえられない複雑な様相を呈している。特に、グローバリゼーションの進展が直接日本の地域社会のあり方にも影響を与えると共に、それによる地域社会生活の構造化が多様な地域生活の経験を生み出している。本講義では、社会学における生活構造論を中心に、現代日本の地域社会を「混住化社会」という視点からとらえ、その福祉的課題について考察する。
授業の到達目標
少子高齢化という社会変動が地域社会においてどのように推移し、その影響がどのような福祉課題として顕在化しているのかについて理解を深め、それに対するどのような取り組みが行われているのか、自治体政策のありかたと民間の活動(地域住民組織、市民活動団体、企業など)について具体的な事例から学ぶ。自らの関心に応じて、参考資料等を活用して研究報告やレポート・論文作成を適切に行うことができるようになる。
授業計画
【全体】
社会学における生活構造の概念について理解を深め、日本における都市化・グローバリゼーションといった社会変動がもたらす影響について考察する。
特に、混住化社会という観点から現代日本の地域社会を把握したうえで、混住化社会における福祉的課題について理解する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
生活構造論の考え方と問題意識
授業のガイダンスと生活構造論とは何か、について解説する
事前に示す資料について目を通しておくこと(目安時間:4時間)
第2回
生活構造論の系譜
日本における生活構造論について、その系譜を説明する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第3回
都市化社会の進展と生活構造(1)
移動型社会とメディアの変遷について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第4回
都市化社会の進展と生活構造(2)
家族の変容とライフスタイルの個人化について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第5回
都市的生活様式と生活構造
都市的生活様式について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第6回
グローバリゼーションとは何か
グローバリゼーションの諸相について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第7回
グローバリゼーションの諸相(1)
人口移動と経済活動の広がりと変容について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第8回
グローバリゼーションの諸相(2)
アイデンティティと「場所」概念の変容について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第9回
グローバリゼーション下におけるローカルな社会の変容
グローバル化がもたらすローカルアイデンティティの変容について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第10回
ローカルな地域社会と生活構造の新たな視点
生活世界としてのローカルな地域社会の変容を生活構造概念から開設する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第11回
混住化社会とは何か
混住化の概念について説明する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第12回
混住化社会の福祉的課題(1)
資源管理と地域問題について福祉的観点から説明する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第13回
混住化社会の福祉的課題(2)
コミュニティ形成と住民参加の課題について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第14回
混住化社会の進展と生活構造の新たな視点
混住化の新たなとらえ方と地域社会のあり方について解説する
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第15回
全体のまとめ
授業全体のまとめを行う
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
第16回
総括と定期試験
総括と試験の実施
授業の中で提示した課題等について調べておくこと(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末レポート70%、授業内での小レポート30%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に使用しないが適宜、必要に応じて資料・文献を提示・配布する。
参考書にかかわる情報
備考
適宜、必要に応じて提示・配布する。
メッセージ
キーワード
生活構造、都市的生活様式、グローバリゼーション
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
履修条件
連絡先
研究室 人文棟4階419室
E-mail:seiko.h@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時、メールにて希望日時を受け付けます。
ページの先頭へ