タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院共同獣医学研究科(博士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 集中 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
5082013060 臨床獣医学特別講義(進化系統寄生虫学特別講義)[Clinical Veterinary Medicine Special Lecture (Evolutionary Phylogeny of Parasites)] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柳田 哲矢[YANAGIDA Tetsuya]
担当教員[ローマ字表記]
柳田 哲矢 [YANAGIDA Tetsuya]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
寄生虫の進化・生態と疾病防除について概説する。寄生虫は進化の過程で多様な適応戦略を身につけてきた。そのため、寄生虫病対策においては、それぞれの寄生虫の進化・生態を理解する必要がある。そこで本講義では、寄生虫の系統進化、分布域拡大、感染動態などの基礎生物学と、その寄生虫病対策への応用を中心に講義する。
授業の到達目標
獣医・医・水産学分野で問題となる寄生虫に関する基礎知識を身に付け、それらの寄生虫により引き起こされる種々の問題の解決において基礎生物学的研究が果たす意義について理解している。
論理的に思考し、種々の寄生虫病の対策につながる基礎研究がどのようなものかを判断することができる。
自主的かつ積極的に取り組むことができる。
専門用語を用いて口頭および文章で適切に表現できる。
授業計画
【全体】
1)寄生虫の生活環
2)寄生虫の形態学
3)寄生虫の分子系統学・分子系統地理学
4)人獣共通感染症
5)寄生虫病対策
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 寄生現象の進化 様々な寄生虫の適応戦略について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第2回 寄生虫の分類と分子系統学 寄生虫の分類と分子系統関係について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第3回 寄生虫の構造と形態 主な寄生虫の構造と形態について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第4回 寄生虫の生活環I(原虫類) 原虫類の生活環について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第5回 寄生虫の生活環II(蠕虫類) 蠕虫類の生活環について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第6回 寄生虫の分子系統地理学 寄生虫の分子系統地理について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第7回 寄生虫と宿主の相互関係 寄生虫と宿主の相互関係について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第8回 人獣共通寄生虫病I(原虫類) 人獣共通感染症の原因となる原虫類について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第9回 人獣共通寄生虫病I(蠕虫類) 人獣共通感染症の原因となる蠕虫類について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第10回 宿主免疫 宿主の生体防御について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第11回 寄生虫病の診断 寄生虫病の診断法について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第12回 ワクチンによる寄生虫病の制御 ワクチンによる寄生虫病の制御の現状について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第13回 生態系における寄生虫 生態系における寄生虫の役割について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第14回 フィールドの寄生虫学I(疫学調査) 寄生虫病のフィールド調査について実例から学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第15回 フィールドの寄生虫学II(対策研究) 寄生虫病のフィールド調査について実例から学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 20% D: 20%
成績評価法
授業内のレポートと学期末の報告会で評価します。
レポート 30%、報告会 70%
教科書にかかわる情報
備考
各回で準備した講義資料と寄生虫学に関わる種々の科学雑誌に掲載された論文を使用する
参考書にかかわる情報
備考
特になし
メッセージ
キーワード
寄生虫、進化、系統学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
特になし
履修条件
連絡先
農学部・共同獣医学部棟109-2
オフィスアワー
在室中はいつでも(9:00-18:00)

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