開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(医学博士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
未定
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
5152102202
小児科学特論Ⅱ
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
長谷川 俊史[HASEGAWA Shunji]
ー
担当教員[ローマ字表記]
長谷川 俊史 [HASEGAWA Shunji], 松重 武志 [MATSUSHIGE Takeshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
小児の成長と発達、発生・遺伝、感染症、神経疾患に関わる臨床実習および基礎研究、臨床研究を行う。
授業の到達目標
・発達、遺伝学、感染症学、神経学における基礎的な知識を修得する。
・問題点や鑑別疾患、病態等について関連した英語論文を検索したり、ディスカッションできる。
・未解明の病態や治療法が確立していない疾患に関心を持ち、問題解決のための方法を考えることができる。
・チーム医療や研究を円滑に行うためにコミュニケーションをとり、主体的に活動に参加することができる。
・診察・検査手技(電気生理、画像診断など)を習得し、生理と病理を理解して解析し、文献検索をもとに考察し、プレゼンテーションすることができる。免疫病態解析のための基本的手法(ELISA法、フローサイトメトリー法)を実践することができる。
・学会報告と論文作成ができる。"
授業計画
【全体】
小児の多様な疾患について、臨床的技能を修得しつつ、病態解明や治療法確立を目指す基礎研究と臨床研究の連続性を能動的に考え、実践する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
神経感染症の病態解析1
亜急性硬化性全脳炎のバイオマーカー解析を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第2回
神経感染症の病態解析2
急性脳症や髄膜炎等の神経感染症に対して髄液サイトカイン解析を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第3回
難治性てんかんの臨床研究
難治性てんかんの臨床データを用いて、治療反応性や予後に関わる因子を抽出する。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第4回
免疫グロブリン製剤による中枢神経合併症の病態解析
グロブリン投与による無菌性髄膜炎患者の臨床データ、リンパ球サブセット解析、血管内皮や血液脳関門マーカーを用いた病態解析を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第5回
急性脳炎脳症の臨床研究
血清および髄液中のグリア活性化マーカーを測定し、臨床データと比較解析を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第6回
データ処理と統計学的検討
得られたデータを図表化、統計処理を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第7回
プレゼンテーション演習
得られた結果をプレゼンテーションし、ディスカッションを行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第8回
細胞培養
細胞の継代培養を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第9回
培養細胞の感染実験
エンテロウイルス、インフルエンザウイルス等を培養細胞に感染させ、培養上清についてELISA法やフローサイトメトリー法を用いてサイトカイン解析を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第10回
急性弛緩性脊髄炎の神経病理
末梢神経を染色し、形態評価を行う、想定されるウイルスに対する免疫染色を行い、ウイルスの種類や局在を調べる。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第11回
急性弛緩性脊髄炎のウイルス検出
末梢神経からmRNAを抽出し、cDNAを合成し、RT-PCRによる感染ウイルスの検出を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第12回
小児発達学演習1
症例を通して小児の正常発達の特性について学ぶ。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第13回
小児発達学演習2
症例を通して発達障害、脳性麻痺の発達特性について学ぶ。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第14回
小児神経診断学演習
症例を通して神経画像、電気生理を用いた診断的アプローチについて学ぶ。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
第15回
小児遺伝学演習1
遺伝学の基礎知識を習得し、遺伝カウンセリングについて学ぶ。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 20%、レポート 60%、学期末の筆記テスト 20%
教科書にかかわる情報
備考
標準小児科学.原寿郎, 高橋孝雄, 細井創編集 ; 武田英二 [ほか] 執筆 第8版. 医学書院 , 2013
小児科学.大関武彦, 近藤直実総編集 ; 内山聖 [ほか] 編集 第3版. 医学書院 , 2008
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
NCBI (PubMed), Google scholar, Up to dateなどを使いこなし最新の情報を収集し統合分析する能力を身につける。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
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オフィスアワー
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