タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科（専門職学位課程）
開講学期 曜日時限 授業形態 AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期集中 集中   6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021100002 カリキュラム開発の理論と実践Ｂ[Curriculum Development : Practice and Theory B] 日本語 2
担当教員（責任）[ローマ字表記] メディア授業
静屋 智[SHIZUYA Satoru] ー
担当教員[ローマ字表記]
静屋 智　[SHIZUYA Satoru], 小杉 進二　[KOSUGI Shinji]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
近年の教育改革では，特色ある学校づくりが求められるようになっている。特色ある学校づくりの上で核となるのが，教育の内容及び方法の選択・組織に関わる教育課程である。受講生は現場経験が無いことから，教育課程の意義，教育課程の基準たる学習指導要領の歴史的変遷について実践的視点からその諸理論を概観し，今日の教育改革や教育課程改革を理解するとともに，その問題や課題を把握し，グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション等のアクティブラーニングによる取組を通して，新しい学校教育の展開と特色あるカリキュラムづくりができるようになることを目指す。
本授業は、県教委教育調整監や市教委課長を務めた実務家教員が、多様な経験を生かして教育現場の課題解決につながる授業を行う。
授業の到達目標
学習指導要領の歴史的変遷と主な特徴を概観的に把握し、新時代における特色あるカリキュラム・マネジメントの理論と効果的な展開力を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
第１～４回は、小杉・静屋が担当し、教育課程について概説を行う。
第５～８回は、静屋・小杉のティームティーチングにより、学習指導要領に関する講義・演習を行う。
第９～１５週は、小杉・静屋が担当し、班別実践研究により特色あるカリキュラム開発の演習を行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション ガイダンス，授業内容や授業方法等に関する説明、意見交換 授業計画を理解し、カリキュラム・マネジメントに関する整理や、次時以降の学修について、計４時間を目安に実施する。
第2回 学校現場における教育課程の意義 学校現場における教育課程の意義について、講義・演習を行う。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第3回 学校現場におけるカリキュラム編成の実際 学校現場におけるカリキュラム編成について、事例を紹介する。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第4回 カリキュラム改革の歴史的変遷① 明治期までの国家主義的な教育課程の成立過程を学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第5回 カリキュラム改革の歴史的変遷② 大正期の新教育運動によるカリキュラム改革を学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第6回 カリキュラム改革の歴史的変遷③ 戦後の「新教育」のカリキュラム改革を学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第7回 学習指導要領の変遷と理念 学習指導要領の児童中心主義・経験主義の時代（s22～26）について学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第8回 学習指導要領の変遷と理念② 学習指導要領の学問中心主義・系統主義の時代（ｓ33～46）について学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第9回 学習指導要領の変遷と理念③ 学習指導要領のゆとり教育の時代（ｓ55～H14）について学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第10回 学習指導要領の変遷と理念④ 学習指導要領の言語力重視及び資質・能力重視の時代（H17～29）について学ぶ。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第11回 教育課程（カリキュラム）の類型 教育課程の類型について、班別で実践研究する。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第12回 学校現場における特色あるカリキュラム（班別実践研究） 学校現場における特色あるカリキュラムを調査・報告する。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第13回 特色あるカリキュラムの開発と評価① 特色あるカリキュラムの開発を行う。 講義資料等を参考に、準備・復習として各２時間、計４時間を目安に行う。
第14回 特色あるカリキュラムの開発と評価② 開発した特色あるカリキュラムについてプレゼンテーションを行い、期待される成果と、課題として意識すべきこと等についてディスカッションする。 これまでの学修をもとに、各自のカリキュラム・マネジメントにかかる取組の具体を提案する資料作成・整理を、計４時間を目安に行う。
第15回 教育課程の評価的研究・総括 教育課程の評価的研究を学び、学修を総括する。 発表会での資料等をもとに、学修の整理・提案の改善について各２時間、計４時間を目安に行う。
※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】
A: 10%　B: 20%　C: 10%　D: 20%
成績評価法
授業外レポート、受講者の発表(プレゼン)、授業内での協議や発言等で評価します。
授業レポート40% 受講者の発表(プレゼン)30% 授業内での協議や発言等30%
教科書にかかわる情報
備考
關浩和『カリキュラム・マネジメントの理論と方法』兵庫大学
山口県教育委員会『新学習指導要領実施上の手引き小学校・中学校』
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
カリキュラム・マネジメント、学習指導要領、教育課程論　実務家教員
持続可能な開発目標（SDGs）

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
小杉　進二　s.kosugi@yamaguchi-u.ac.jp
静屋　智　　shizuya@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日　12：50～14：20
質問は、メールにて随時受け付けている。

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