タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木9~10   6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021100008 学校危機管理,リスクマネジメントの理論と実践A[Risk Management in School and Other Educational Contexts : Theory and Practice A] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
静屋 智[SHIZUYA Satoru]
担当教員[ローマ字表記]
静屋 智 [SHIZUYA Satoru], 時乘 順一郎 [TOKINORI Junichirou], 小杉 進二 [KOSUGI Shinji]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
学校では教職員の危機管理対応能力を高めるとともに組織全体で危機管理について共有し組織的に対応していくことが求められている。この授業では,学校の危機と危機管理(事前・事後)についてその必要性を理論と事例から研究するとともに,学校での児童生徒への指導や教職員の研修,家庭・地域社会との連携,教育行政や関係機関との連携についての実際やその意義と課題を踏まえ,学校の実効的計画や組織運営のあり方,それぞれの連携のあり方等について管理職としての視点をもって実践的に解明する。
※本授業は、学校・教育行政に勤務し、県教委指導主事等を経験した教員が、多様な経験を生かして教育現場の課題解決につながる授業を行う。
授業の到達目標
学校の危機と危機管理(事前・事後)についてその必要性を理論と事例から研究するとともに、学校での児童生徒への指導や教職員の研修、家庭・地域社会との連携、教育行政や関係機関との連携についての実際やその意義と課題を踏まえ、学校の実効的計画や組織運営のあり方、それぞれの連携のあり方等について実践的に解明することができる。
授業計画
【全体】
学校の危機に関する考え方や対応を学びながら、組織的な対応の必要性や具体的な対応について理解する。授業で関わる学校での危機管理体制等について検証するとともに、今後必要となる災害・防災に関する危機管理や保護者・地域社会等との連携を踏まえた取組を提言し、相互に検討・改善していく。
B科目と合同実施する場合は複数、合同実施しない場合は単独で行う。
1から3回はB科目と合同実施。11回、13から14回はB科目と合同実施。A科目との合同実施の場合は静屋・時乘・小杉が担当する。合同実施以外は静屋が担当する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション(静屋智・時乘順一郎) 危機に対する考え方,学校の危機 授業計画を理解し、今までの本科目にかかる自分や学校の取組の整理や次時以降の学修について、計4時間を目安に実施する。
第2回 学校の危機管理の必要性,危機管理の視点とポイント(静屋智・時乘順一郎) 学習指導、生徒指導等、学校管理下の事故、教職員に関すること、災害等にかかること、地域にかかること、学校保健にかかること、その他 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。

第3回 学校の危機管理に対する組織的な対応(静屋智・時乘順一郎) 組織的な対応の必要性と具体的な対応 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第4回 児童生徒への指導の実際(静屋 智) 実践事例研究、院生相互の経験交流 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第5回 学校における危機管理の探究的実践研究①(静屋 智) 学校の危機管理の実際について 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第6回 学校における危機管理の探究的実践研究①(静屋 智) クライシスマネジメントからリスクマネジメントを意識する視点 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第7回 学校における危機管理の探究的実践研究①(静屋 智) 児童生徒に関する危機管理 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第8回 学校における危機管理の探究的実践研究①(静屋 智) 教職員に関する危機管理 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第9回 学校における危機管理の探究的実践研究①(静屋 智) 危機管理マニュアルの分析 これまでの学修をもとに、各自のリスクマネジメントにかかる改善の具体を提案する資料作成・復習整理を、計4時間を目安に行う。
第10回 危機管理に対する組織的な対応(静屋 智) 組織的な対応と取組への評価 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第11回 学校等での探究的実践研究②(静屋智・時乘順一郎) 学校の危機管理・今後のあり方についてとしてゲストティーチャーを招き学校現場の危機感李マニュアルに対する学びを深める 自校の危機管理マニュアルを批判的に読み、課題や問いを整理するなど、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第12回 学校等での探究的実践研究②(静屋 智) 災害・防災に関する危機管理 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第13回 学校等での探究的実践研究②(静屋智・時乘順一郎) 報告会 (プレゼンテーション,研究協議,受指導等)において学校経営コースの発表を批判的に見ながら自分に不足している視点を得る。 事前に示された教育実践開発コースの発表資料から問いを考える準備、これまでの学修をもとに、各自のリスクマネジメントにかかる学校の組織的な取組の具体の整理を、計4時間を目安に行う。
第14回 学校等での探究的実践研究②(静屋智・時乘順一郎) 保護者・地域と連携した危機管理およびこれまでの学修をもとに、自分テーマについて危機管理の具体を、プレゼンを準備して発表する報告会(プレゼンテーション,研究協議,受指導等) 講義資料等を参考に、学校の組織的な取組の具体を提案する資料作成・準備および復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第15回 まとめ(静屋 智) 学校の教職員として、管理職として必要な視点 報告会資料等を参考に、学修の整理・提案の改善について各2時間、計4時間を目安に行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 20% C: 10% D: 20%
成績評価法
授業外レポート、受講者の発表(プレゼン)・授業内での協議や発言等で評価します
授業外レポート40% 受講者の発表(プレゼン)30% 授業内で協議や発言30%
教科書にかかわる情報
備考
特に定めない。事前指示、プリント配布等により行う。
参考書にかかわる情報
備考
特に定めない。印刷物等を適宜配布等するなかで参考文献を適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
危機管理 危機対応能力 教職員研修 家庭・地域社会との連携 教育行政や関係機関との連携 学校の実効的計画 組織運営のあり方 管理職としての視点 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
静屋 智 shizuya@yamaguchi-u.ac.jp

時乘順一郎 juntoki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日 17:50~18:35
質問はメールにて随時受け付けている。

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