タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科（専門職学位課程）
開講学期 曜日時限 授業形態 AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期 金3～4   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021200001 授業技術の理論と実践[Teaching Skills : Theory and Practice] 日本語 2
担当教員（責任）[ローマ字表記] メディア授業
岡本　昭彦[OKAMOTO Akihiko] ー
担当教員[ローマ字表記]
岡本　昭彦　[OKAMOTO Akihiko], 柳井　崇史　[YANAI Takashi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
　学校教育現場には子どもの健康や安全に対する危機管理意識や確かな学習力をつけるための教育実践力が求められる。どんな状況下であれ、学校教育を推進していく要になるのは教員一人ひとりの授業力と教職員の連帯感に支えられた協働力であり、「学校・家庭・地域」三者連携協力による子育ての取組であると考える。特に、子どもの学習力向上のためのカリキュラムは、各学校で独自に編成される。その担い手は一人ひとりの教員であり、学校全体で取り組む必要がある。本授業では、学校教育目標や人材育成目標、子どもの実態、他教科等とのバランスを考慮した教科カリキュラムの開発（立案・実施・検討・評価・改善・修正）が子どもの学習力を高めることにつながることを再確認する。その際、各受講者の模擬授業による提案を教科等の授業改善のあり方を探る手がかりのひとつにする。そして、教科カリキュラムに関する校種間の課題や確かな学習力をつけるための学習指導法を探ることを通して主体的・対話的で深い学びを実現するための授業設計や授業実践への意欲を高める。併せて、担当教科等のカリキュラムの改善・修正につながる授業設計や評価についての学びを深め、学校現場の実践研究に活かす。
授業の到達目標
「優れた授業実践記録（文字・音声・映像）」や「学習力を身につけ人間的にも成長している子どもが育っている学校の取組」を学び、主体的・対話的で深い学びを支える学習法を理解し、説明できる。また、学習意欲を引き出し高める方策にかかる他者の考えを受容し、授業の構想に活かすことができる。
授業計画
【全体】
第１回：オリエンテーション（本授業の概略と見通し）
第２回：学校教育目標とカリキュラム開発（学校の特色、子どもの実態、授業改善）
第３回：カリキュラム開発と授業改善（学習力を高める方策）
第４回：カリキュラム作成に必要な要件（法規、学習指導要領、教育委員会、学校教育目標、地域や保護者の要望、子どもの実態）
第５回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅰ　協議、要点整理、価値づけ）
第６回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅱ　協議、要点整理、価値づけ）
第７回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅲ　協議、要点整理、価値づけ）
第８回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅳ　協議、要点整理、価値づけ）
第９回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅴ　協議、要点整理、価値づけ）
第10回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅵ　協議、要点整理、価値づけ）
第11回：授業設計と授業評価（授業改善の提案　模擬授業Ⅶ　協議、要点整理、価値づけ）
第12回：校種、教科等をこえて共通する授業設計の要件（教育観、子ども理解）
第13回：校内研修とカリキュラムマネジメント（学校の特色と教材開発、授業力の磨き合い）
第14回：カリキュラム全体の調整Ⅰ（カリキュラムの検討・改善・修正と評価）
第15回：カリキュラム全体の調整Ⅱ（カリキュラムの検討・改善・修正と評価）
第16回：授業のまとめ（カリキュラム開発と授業設計）
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 本授業の概略と見通し 授業記録の読み込みと分析（読み込み２時間程度、分析２時間程度）
第2回 学校教育目標とカリキュラム開発 学校の特色、子どもの実態、授業改善 授業構成要素の整理（調べる２時間程度、まとめる２時間程度）　
第3回 カリキュラム開発と授業改善 学習力を高める方策 授業構想上の課題（調べる２時間程度、まとめる２時間程度）
第4回 カリキュラム作成に必要な要件 法規、学習指導要領、教育委員会、学校教育目標、地域や保護者の要望、子どもの実態 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第5回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅰ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第6回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅱ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第7回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅲ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第8回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅳ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第9回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅴ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第10回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅵ協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第11回 授業設計と授業評価 授業改善の提案　模擬授業Ⅶ　協議、要点整理、価値づけ 模擬授業の準備、提案、振り返り（提案作成２時間程度、準備１時間程度、振り返り１時間程度）
第12回 校種、教科等をこえて共通する授業設計の要件 教育観、子ども理解 所属校の校内研修の課題の整理（調べる２時間程度、まとめる２時間程度）
第13回 校内研修とカリキュラムマネジメント 学校の特色と教材開発、授業力の磨き合い 所属校の年間指導計画の評価と改善点（評価２時間程度、改善点をまとめる２時間程度）
第14回 カリキュラム全体の調整Ⅰ カリキュラムの検討・改善・修正と評価 今後の課題整理（振り返り２時間程度、まとめる２時間程度）　
第15回 カリキュラム全体の調整Ⅱ カリキュラムの検討・改善・修正と評価 学びの振り返りとまとめ（振り返り２時間程度、まとめる２時間程度）
第16回 授業のまとめ カリキュラム開発と授業設計 学びの振り返りとまとめ（振り返り２時間程度、まとめる２時間程度）
※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】
A: 30%　B: 30%　C: 10%　D: 30%
成績評価法
模擬授業、授業内のレポート、授業内でのディスカッション、リフレクションシートで評価します。
模擬授業　30％、レポート　30％、授業内でのディスカッション　10％、リフレクションシート　30％
教科書にかかわる情報
備考
特に定めていない。
参考書にかかわる情報
備考
子どもに確かな学習力をつけている学校の取組（研究文献、授業録画等）を教材にする予定。
受講生の問いや興味・関心の内容に応じて参考資料を提示する。
メッセージ
本授業の目的を理解し、実習校の教科カリキュラム開発や授業設計に本授業での学びを活かすことができる。
キーワード
学校教育目標、カリキュラム開発（立案・実施・検討・評価・改善・修正）、授業改善、学習力、カリキュラムマネジメント、実務家教員
持続可能な開発目標（SDGs）

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
教科カリキュラム開発，授業デザインと評価B（前期）
授業実践高度化演習（後期）
履修条件
連絡先
教育学部　音楽棟（１０９）　岡本昭彦　okaaki-sap@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
毎週金曜日３コマ（１２：５０～１４：２０）の時間帯をオフィスアワーに当てるが、授業日・学校実習日及び本人のスケジュール等を考慮し、随時、個別あるいは複数人の質問に応じるようにもする。

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