開講年度
開講学部等
2025
大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
未定
7.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
8021200011
数学教育指導法特論[Studies in Mathematics Teaching Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
関口 靖広[SEKIGUCHI Yasuhiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
関口 靖広 [SEKIGUCHI Yasuhiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
算数・数学科におけるカリキュラム開発や学習指導に関する国内及び海外の動向と課題を解説する。学校現場における教育研究のための質的研究法を,その背景,理論的基礎,進め方,基本的技法について概説する。受講者は、授業と並行して、教育現場における実践研究を立案する。
授業の到達目標
教育研究における質的研究法の基本的理論と方法を理解し、学校現場において算数・数学に関する実践研究を立案することができる。
授業計画
【全体】
単独担当.
学校現場における教育研究のための質的研究法を,その背景,理論的基礎,進め方,基本的技法について算数・数学教育に焦点をおきながら概説する。受講者は、質的研究法に基づいて,算数・数学教育に関する実践研究を立案する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
算数・数学教育における実践研究について概観する.
「教育研究のための質的研究法講座」の第1章を読んで,疑問点や意見をまとめてくる.(学修時間の目安4時間以上)
第2回
量的アプローチ
教育研究における量的アプローチについて理解する.
授教育研究の量的アプローチの問題点について自分なりの考えをまとめる.
(学修時間の目安4時間以上)
第3回
質的アプローチ
教育研究における質的アプローチの考え方を理解する
各受講生の実践研究のための研究課題を考えてくる.
(学修時間の目安4時間以上)
第4回
観察法
質的研究法における観察法について概説する.
「教育研究のための質的研究法講座」の観察記録についての章を読んで疑問点や意見をまとめる.(学修時間の目安4時間以上)
第5回
観察記録のつけ方
授業場面のビデオを利用して観察記録のつけ方の実習を行う.
学校訪問時の授業参観における各受講生の記録のつけ方を振り返る.(学修時間の目安4時間以上)
第6回
インタビュー法
質的研究法におけるインタビュー法の概要を理解する.
算数・数学に関するインタビューの研究資料を読んで,疑問点や意見をまとめてくる.(学修時間の目安4時間以上)
第7回
教育実践におけるインタビュー
学校現場においてインタビュー法がどのように活用できるか議論する.
「教育研究のための質的研究法講座」のインタビュー法に関する章を読んで,疑問点や意見をまとめる.
(学修時間の目安4時間以上)
第8回
インタビュー法の実習
受講者同士でインタビューを実施して,インタビュー法の様々な技法を理解する.
各受講生の実践研究においてインタビュー法のがどのように活用できるか考えをまとめる.
(学修時間の目安4時間以上)
第9回
教育現象の質的データの分析
質的研究法による教育現象の分析方法について理解する.
サンプルデータを読んで,自分なりの分析をする.(学修時間の目安4時間以上)
第10回
質的データ分析の実際1
質的研究法による教育現象の分析のための基本的手法を実習を通して理解する.
授業で議論したことをもとに,サンプルデータをもう一度分析してくる.
(学修時間の目安4時間以上)
第11回
質的データの分析の実際2
質的データ分析によって浮上してくるカテゴリーとそれらの統合について理解する.
質的研究法に基づく算数・数学の実践研究論文(配布資料)を読んで.疑問や意見をまとめる.
(学修時間の目安4時間以上)
第12回
算数・数学における質的研究1(研究課題とデザイン)
質的研究法に基づく算数・数学の実践研究論文(配布資料)をもとに,実践研究の研究課題と研究デザインについて理解を深める.
算数・数学の実践研究論文(配布資料)を引き続き読んで.疑問や意見をまとめる.
(学修時間の目安4時間以上)
第13回
算数・数学における質的研究2(データ分析)
算数・数学の実践研究論文(配布資料)について引き続き議論し,実践データの分析について理解を深める.
各受講生の実践研究課題についてどのように研究したらよいか考える.
(学修時間の目安4時間以上)
第14回
算数・数学における質的研究3(まとめ)
算数・数学の最近の実践研究論文(配布資料)について,実践研究のまとめ方について理解を深める.
各受講生の実践研究課題についてプレゼンの準備をする.(学修時間の目安4時間以上)
第15回
受講生の実践研究の構想発表
各受講生がどのような実践研究をするかプレゼンし,議論する.
各受講生の実践研究課題について,授業での議論をもとに振り返る.(学修時間の目安4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 50% B: 20% C: --% D: 5%
成績評価法
授業内のグループワーク,ディスカッション,プレゼンへの参加度 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
小学校学習指導要領解説算数編
ISBN
9784536590105
著者名
文部科学省編
出版社
出版年
教科書
書名
中学校学習指導要領解説数学編
ISBN
著者名
文部科学省編
出版社
出版年
教科書
書名
高等学校学習指導要領解説数学編
ISBN
著者名
文部科学省編
出版社
出版年
教科書
書名
「教育研究のための質的研究法講座」
ISBN
9784762828096
著者名
関口靖広
出版社
北大路書房
出版年
2013
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
小学校算数検定教科書
ISBN
著者名
出版社
出版年
参考書
書名
中学校数学検定教科書
ISBN
著者名
出版社
出版年
参考書
書名
高等学校数学検定教科書
ISBN
著者名
出版社
出版年
参考書
書名
教育研究のための質的研究法講座(関口靖広,北大路書房)
ISBN
9784762828096
著者名
出版社
出版年
2013
備考
メッセージ
キーワード
質的研究
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
メールアドレス:ysekigch@yamaguchi-u.ac.jp
研究室電話:083-933-5341
オフィスアワー
木曜日12:00-12:50 要事前連絡。
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