タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021200014 理科教育指導法特論Ⅱ[Studies in Science Teaching Education II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
栗田 克弘[KURITA Katsuhiro]
担当教員[ローマ字表記]
栗田 克弘 [KURITA Katsuhiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
自然科学教育には本来どういう意義があるのかを、理科教育の変遷や現代的課題を考えながら明らかにしていく。特に、児童・生徒の概念形成の過程に着目することにより、生徒の内面的な面が授業によりどう育っていくのかを追究していく。
授業の到達目標
本授業の到達目標は以下の3つである。①自然科学教育の意義を十分理解し、児童・生徒の内面的な学習が促進されるような授業を設計できる資質を身につけることができる。②授業における相互啓発の場を十分生かした理科の授業について理解を深めることができる。③理科教育の現代的課題について理解し、これからの理科教育はどうあるべきか展望を持つことができる。
授業計画
【全体】
自然科学の概念形成(事実、法則、概念を身につける学習過程)について理解を深め、実際の理科の授業ではどのようにその過程を実現していくのかを考察し理解を深める。
(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 授業の概要の説明等 自然科学教育の意義について整理し、実践的課題を明らかにする。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第2回 理科教育と概念形成について 児童や生徒の概念形成について 児童生徒の発達段階を調べ、それに対応した理科の授業について考察する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第3回 理科教育と概念形成について
概念形成における内容の系統性と生徒の認識の順次性について
児童生徒の内面的な思考活動は、どのような実験や観察によって深いものになるか考察する。自分の授業実践と比較しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第4回 理科教育における概念形成と言語について 理科授業における社会的言語について 理科の授業において、実際にはどのような言語活動があるかを自分の授業実践でまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第5回 理科教育と学習集団について 学習機能を持つ集団を育成することについて 理科の授業においてどのように学習集団を育てるか、指導の観点を明らかにする。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第6回 理科教師の授業力向上について①
教師の授業力について〔目標の設定〕 到達目標をもとに自分の理科の授業を学習指導案を作成する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第7回 理科教師の授業力向上について② 教師の授業力について〔課題の設定〕 学習課題と到達目標を関連させて、理科の学習指導案を作成する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第8回 理科教師の授業力向上について③ 教師の授業力について〔討論を組織すること〕) 児童生徒の討論活動をどのように組織するか具体的な方策を考え、学習指導案を作成する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第9回 理科教育とポートフォリオ型ノートについて
児童・生徒の聞く力、話す力、書く力の育成について、ポートフォリオ型ノート指導について
ポートフォリオ型ノートの活用が、学校現場ではどのように行われているか調べる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第10回 理科授業事例研究① 物理分野における生徒の概念形成の授業について 物理分野における概念形成過程について、学校実習校の実践を調査する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第11回 理科授業事例研究② 化学物理分野における生徒の概念形成の授業について 化学分野における概念形成過程について、学校実習校の実践を調査する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第12回 理科授業事例研究③ 生物分野における生徒の概念形成の授業について 生物分野における概念形成過程について、学校実習校の実践を調査する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第13回 理科授業事例研究④ 地学分野における生徒の概念形成の授業について 地学分野における概念形成過程について、学校実習校の実践を調査する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第14回 実験・観察と理科教育について 実験や観察と生徒の科学的思考力について 実験や観察をどのように理科の授業に位置づけることが効果的かを自分の授業で確かめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度)
第15回 理科カリキュラムについて、まとめ 理科カリキュラムの編成について 学校実習校での理科の授業実践や授業参観に、本授業で学んだことを活用する。(振り返る2時間程度、まとめる2時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 30% C: 30% D: 30%
成績評価法
授業内レポート40%、受講者の発表30%、演習20%、授業態度及び参加度10%
教科書にかかわる情報
備考
教科書の指定はない。
参考書にかかわる情報
備考
必要な参考資料等は授業において適宜紹介する。小学校学習指導要領、中学校学習指導要領及び検定理科教科書等。
メッセージ
学校実習校での理科の授業実践と関連づけられるようにすることが重要である。
キーワード
科学的概念形成 問題解決的学習 認識の順次性 授業実践事例究
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
理科教育指導法演習 理科教育内容構成特論 教科カリキュラム開発、授業デザイン評価B 授業実践高度化演習
履修条件
連絡先
教育学部A棟323 栗田克弘 メール:kuritak@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日 13時~15時

ページの先頭へ