タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021200025 家庭科教育指導法特論[Studies in Teaching Home Economics Education] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤井 志保[FUJII Shiho]
担当教員[ローマ字表記]
藤井 志保 [FUJII Shiho]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代の家庭生活の諸問題について探求し、これからの家庭科教育によって何がもたらされるべきかを考察する。今年度は特に、人、物、ことが複雑に関わり合う消費・環境、人権・平和などを内容とする解放的行為に着目し、これまでの固定観念を打破して新しい価値意識を形成するためには、批判的思考力の育成が課題解決に資することを授業を通じて検証していく。
授業の到達目標
現代の家庭生活の諸問題について探究し、これからの家庭科教育によって何がもたらされるべきかを考察できる。その中でも、人、物、ことが複雑に関わり合う消費・環境、人権・平和、地域との関わりなどを内容とする解放的行為に着目する。そして、新しい価値意識を形成するために、批判的思考力の育成が課題解決に資することを授業を通じて検証することができる。
授業計画
【全体】
文献を基に批判的思考について理解し、その育成の筋道を探究する。探究から得た方法で授業を構想し、批判的思考力がどの程度育成されたか検証の方法を明らかにするとともに、その結果を考察する。(実施形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 批判的思考の理解Ⅰ 文献研究にて、批判的思考を理解する。 批判的思考についての文献を検索する。
(目安時間4時間)
第2回 批判的思考の理解Ⅱ 文献研究にて、複数の理論を比較検証する。 批判的思考についてのレポートを書く。
(目安時間4時間)
第3回 批判的思考力育成のモデル 批判的思考について図式化を試みる。 批判的思考を図式化し、説明する(レポート)。
(目安時間4時間)
第4回 授業構想Ⅰ 批判的思考力を育成する授業について先行授業を分析する。 分析レポートを書く。
(目安時間6時間)
第5回 授業構想Ⅱ 批判的思考を育成する授業を考案し、学習指導案を構想する。 学習指導案を完成させる。
(目安時間6時間)
第6回 教材研究 授業のための資料収集と教材作成に取り組む。 資料を収集し、教材を作成する。
(目安時間4時間)
第7回 教材研究 資料収集をもとに教材作成を完成させる。 資料を整理し、教材を完成させる。
(目安時間4時間)
第8回 授業実施1 「批判的思考力を育成する」をめざした模擬授業(第1回)を実施する。 授業記録を作成する。
(目安時間4時間)
第9回 授業の振り返りと修正 授業記録を確認し、授業についての省察を図る。 授業の検証レポートを書く。
(目安時間2時間)
第10回 授業実施2 「批判的思考力を育成する」をめざした模擬授業(第2回)を実施する。 授業記録を作成する。
(目安時間4時間)
第11回 授業の振り返りと修正 授業記録を確認し、授業についての省察を図る。 授業の検証レポートを書く。
(目安時間4時間)
第12回 批判的思考力育成の指標 2回の模擬授業のまとめをする。 レポート。
(目安時間4時間)
第13回 検証 アンケート調査を行い、量的分析に取り組む。 量的分析の視点からレポートを書く。
(目安時間4時間)
第14回 検証 授業での発言などから質的分析に取り組む。 質的分析の視点からレポートを書く。
(目安時間4時間)
第15回 まとめ 授業づくりおよび分析結果のまとめをする。 振り返りとまとめのレポートを書く。
(目安時間6時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: 30% D: 50%
成績評価法
模擬授業 30%、授業内レポート 20%、最終レポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 実践的指導力をつける家庭科教育法 ISBN 9784864299886
著者名 多々納道子・伊藤圭子 出版社 大学教育出版 出版年 2020
教科書 書名 生活の課題解決能力を育む指導と評価 ISBN 9784491046327
著者名 岡陽子 出版社 東洋館出版 出版年 2021
備考
プリントを適宜配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜紹介する
メッセージ
課題意識を持って積極的に質問をしてください。そこから授業を発展させます。
キーワード
家庭科教育 課題解決力 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
家庭科教育指導法演習
履修条件
連絡先
藤井志保研究室(教育学部A棟221号)
shihofu[at]yamaguchi-u.ac.jp(※[at]を@に換えてメールしてください。)
オフィスアワー
まずは上記連絡先へ問い合わせてください。

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