タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木7~8   5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8021300003 キャリア教育実践演習[Practical Seminar on Career Education] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤上 真弓[FUJIKAMI Mayumi]
担当教員[ローマ字表記]
藤上 真弓 [FUJIKAMI Mayumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
人間のキャリア発達と教育の関係について学び,小学校・中学校・高等学校の実践事例やワークショップなどに基づき,人間にとって学ぶことや働くことの意味や価値について見つめ直し,人としての在り方・生き方に影響を及ぼすキャリア教育の重要性について再認識を促す。その中で,キャリア教育に必要な視点や方法,考えについて学び,スクールリーダーや若手教員として児童・生徒の発達段階や一人ひとりに応じたキャリア教育を推進していく方途について考察する。
なお、教職経験を有する教員が実務経験を踏まえ実施する実践的な講義である。
授業の到達目標
各学校実習校のキャリア教育の特色と課題について分析することができる。また、学ぶことや職業についての意味や価値を、児童・生徒の発達や身近な生活の中から捉える視点をもち、キャリア発達や実態に応じた単元計画や指導案を作成し、カリキュラム開発ができる
授業計画
【全体】
児童・一人ひとりのキャリア発達を促すために必要なカリキュラム開発に必要な視点や方法について考察する
(担当形態:単独)  
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 自分の世界を豊かにするキャリア教育とは ライフヒストリーについてまとめるための情報を収集する(4時間程度) ペアトーク
第2回 自己像の見つめ方 自分の持ち味やキャリアアンカー等を発見する様々な手法の体験 ライフヒストリーについてまとめるための情報を収集する(4時間程度) ペアトーク
第3回 人材育成と今後のキャリア教育 社会の現状と子どもの現状から,今後必要なキャリア教育について考える 自校のキャリア教育の特色や課題について整理する
(自分が受けてきたキャリア教育について振り返る)(4時間程度)
グループワーク
ディスカッション
第4回 自校(実習校)のキャリア教育の特色と課題 自校(実習校)のキャリア教育の特色と課題について報告し合う 自校(実習校)のキャリア教育の改善の方向性についてまとめる(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第5回 キャリア発達とキャリア教育 キャリア発達課題から捉えた実践上の課題について考える 小学校のキャリア教育において大切にすべき視点や方法,考え等について整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第6回 小学校のキャリア教育の実践事例をもとに 低学年・中学年・高学年の発達段階に応じたキャリア教育のあり方について考える 中学校のキャリア教育において大切にすべき視点や方法,考え等について整理する(事前・事後:4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第7回 中学校のキャリア教育の実践事例をもとに 職場体験とキャリア教育,進路指導とキャリア教育等のあり方について考える 高等学校において大切にすべき視点や方法,考え等について整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第8回 高等学校のキャリア教育の実践事例をもとに 職業教育とキャリア教育,進路指導とキャリア教育等のあり方について考える 小中高のキャリア教育をつなぐために必要な視点や方法,考え等について整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第9回 学校におけるキャリア教育の事例検討① 情報収集,事例検討をする 収集した事例の特色と成果,課題等について整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第10回 学校におけるキャリア教育の事例検討② 情報収集・事例検討をする 収集した事例の特色と成果,課題等についてまとめる(4時間程度)
第11回 事例検討発表会 事例検討したことを報告する プログラム開発やカリキュラム開発をするために必要な資料を整える(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
プレゼンテーション
第12回 キャリア教育プログラム開発やカリキュラム開発① 開発する対象を決定し,取り組む プログラムやカリキュラムを作成する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第13回 キャリア教育プログラムやカリキュラム開発②:詳細検討 プログラムやカリキュラムの詳細を検討する プログラムやカリキュラムをプレゼンテーションする準備をする(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
プレゼンテーション
第14回 キャリア教育プログラムやカリキュラム開発③:発表と検討 プログラムやカリキュラムについての発表と検討を行う 開発したプログラムやカリキュラムを修正する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
プレゼンテーション
第15回 まとめ(課題レポート作成) 開発したプログラムやカリキュラムについて省察する
今後のキャリア教育の運営に対する展望について考える
本講義で学んだことについて整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第16回 まとめ 今後のキャリア教育の運営に対する展望について交流し、振り返る 原籍校や学校実習校のキャリア教育の充実のためにできることを見いだし、整理する(4時間程度) グループワーク
ディスカッション
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: --% D: 20%
成績評価法
授業内レポート、授業外レポート、参加度、プレゼンテーションで評価します。
授業内レポート10%、授業外レポート30%、参加度10%、プレゼンテーション50%
教科書にかかわる情報
備考
特になし(担当教員が必要に応じてプリント等の教材を作成し,配布する。)
参考書にかかわる情報
参考書 書名 小学校キャリア教育の手引き ISBN 9784408416793
著者名 文部科学省 出版社 実業之日本社 出版年 2023
参考書 書名 中学校・高等学校キャリア教育の手引き ISBN 9784408416847
著者名 文部科学省著 出版社 実業之日本社 出版年 2023
参考書 書名 学びをつなぐ!「キャリア・パスポート」 ISBN 9784813804222
著者名 文部科学省国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター編 出版社 光村図書出版 出版年 2023
備考
担当教員が必要に応じて紹介する。
メッセージ
子どもたちのキャリア形成をどのように支えていったらよいか、共に考えていきましょう。
キーワード
キャリア、キャリア発達、汎用的能力、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
藤上真弓(A棟205)
fujikami@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日1コマ、木曜日の2コマ、5コマ、その他学生の都合に合わせて、研究室にて相談を受け付ける。
(会議などで不在の時もあるかもしれないため、メールにて事前に連絡をしてもらえると、対応ができる。
メールでも対応する。

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