開講年度
開講学部等
2025
大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月7~10
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
8021500001
特別支援教育における教育実践の方法[Practices and Methods of Special Needs Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柳澤 亜希子[YANAGISAWA Akiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柳澤 亜希子 [YANAGISAWA Akiko], 須藤 邦彦 [SUTOH Kunihiko], 久冨 貴司
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
教育実践の質の維持・向上を図る上での研究の意義について学ぶとともに、特別支援学校の専門性と実践の要となる教育活動についての学びを深めることを目的とする。
特別支援教育に関わるトピックと今日的な課題に関係する文献・資料の精読、演習を通して、特別支援教育の実践力向上に必要な知識・技能を習得する。
教育委員会指導主事や特別支援学校管理職としての経験をもち、学校現場の実情を熟知した実務家教員が授業(第8回、第9回、第13回、第15回)を行い、研究者教員と連携することで理論と実践の融合を図る。
授業の到達目標
特別支援教育研究・実践を進める上で留意すべき倫理や研究手法の基礎について理解することができる。障害等のある子どもの実態を多角的に分析し、個に応じた指導・支援を立案し、その意図を説明することができる。
授業計画
【全体】
人を対象とする研究分野において不可欠な研究倫理と遵守事項、教育研究で用いられる各種研究手法の目的や留意点について概説する。
特別支援教育の要である自立活動の指導について事例を基に指導目標・内容の検討と授業計画の立案を行う。
障害のある個々の児童生徒の実態を踏まえて、キャリア教育の視点から社会的自立に向けて計画的かつ組織的な教育課程の在り方について解説する。
本授業の担当形態は、複数及びオムニバス。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション(柳澤・須藤・久冨)
授業の目標や計画、成績評価の方法等についての説明
事前にシラバスに目を通しておくこと。
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
教育実践研究における倫理(柳澤・久冨)
研究倫理と倫理的配慮、山口大学における研究倫理審査の手続き
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
教育実践研究の方法①行動観察法(須藤・久冨)
行動観察法の目的と方法
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
教育実践研究の方法②事例研究法(須藤・久冨)
事例研究の目的と方法
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
教育実践研究の方法③文献研究法(柳澤・久冨)
文献研究の目的と方法、先行研究の文献検索の方法、文献引用時の注意点
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
教育実践研究の方法④面接調査法(柳澤・久冨)
面接調査の目的と方法
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
教育実践研究の方法⑦質的研究法(柳澤・久冨)
質的研究法の目的と方法
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
教育実践研究の方法⑤授業研究(1)(久冨・柳澤)
学校現場における授業研究(校内研究)の目的と意義、授業研究の視点と方法
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
教育実践研究の方法⑥授業研究(2)(久冨・柳澤)
学校現場における授業研究(校内研究)の実際
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
ディスカッション
第10回
自立活動の指導①(柳澤・久冨)
実態把握から指導すべき中心的な課題の導き方
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
「特別支援教育の基礎と動向」第8・9回目の授業内容を復習しておくこと
演習、ディスカッション
第11回
自立活動の指導②(柳澤・久冨)
中心的な課題に基づいた指導目標・指導内容の検討、授業計画の作成
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
前時と「特別支援教育の基礎と動向」第8・9回目の授業内容を復習しておくこと
演習、ディスカッション
第12回
自立活動の指導③(柳澤・久冨)
第10週・11週の演習のまとめの発表
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
各自、プレゼン(発表)の準備を行うこと
発表、ディスカッション
第13回
特別支援学校におけるキャリア教育①(久冨・柳澤)
キャリア教育の理念、特別支援学校におけるキャリア教育の意義、キャリア教育を推進するための校内体制の在り方
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
特別支援学校におけるキャリア教育②(久冨・柳澤)
校内(学部間)連携と関係諸機関との連携、開かれた教育課程とカリキュラムマネジメント
授業計画を踏まえて予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
総括(柳澤・久冨)
まとめ
期末レポート課題(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末レポート50%、演習レポート30%、授業参加態度20%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
特別支援学校教育要領・学習指導要領解説自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)
ISBN
9784304042294
著者名
文部科学省
出版社
開隆堂
出版年
2018
備考
適宜、資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
障害科学の研究法
ISBN
9784750329734
著者名
前川久男・園山繁樹
出版社
明石書店
出版年
備考
適宜、関連書籍や資料を紹介する。
メッセージ
キーワード
教育研究の手法、研究倫理、専門性、自立活動の指導、キャリア教育
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
特別支援教育の基礎と動向
履修条件
連絡先
連絡窓口:柳澤亜希子
研究室:C434号室
E-mail:yanagisawa@yamaguchi-u.ac.jp
個々の授業内容に関する質問は、授業担当者にお問い合わせください。
久冨:t-hisadomi@yamaguchi-u.ac.jp
宮木:miyaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
(柳澤)月曜2コマ
事前に上記連絡先に問い合わせてください(上記の時間帯以外を希望の場合は相談に応じます)。
その他担当教員を希望する場合は、直接依頼してください。
ページの先頭へ