タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木1~4   6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8022100007 教育行財政の制度と課題B[Public Administration and Finance of Education : The System and its Problems B] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
静屋 智[SHIZUYA Satoru]
担当教員[ローマ字表記]
静屋 智 [SHIZUYA Satoru], 小杉 進二 [KOSUGI Shinji], 松田 靖 [MATSUDA Yasushi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
教育に関する政策がどのようにして決定され実施されているのかについて,教育制度,教育行政の実情,教育内容,学校経営等の点から考察し,学校現場での学校経営課題とどのように関連しているかを研究する。これらのことを踏まえて,実際の教育委員会の教育施策と学校課題研究校Ⅱにおける取組の成果や課題を考察する中で,教育行政機関と連動した学校の実効的計画や課題解決に向けた組織的取組のあり方,取組の分析・評価のあり方等について実践的に解明する。
授業の到達目標
教育政策の流れや教育政策形成のプロセス、変動する学校の教育システムの実情と課題等を理解するとともに、現在の学校が抱える教育課題を踏まえて学校経営を行う際に重視すべきことを身に付けることができる。国や地方行政の教育施策の論点や教育政策形成の具体と学校が抱える教育的課題を研究するとともに、学校の課題解決に向けた実践研究を行うことができる。
授業計画
【全体】
教育行政機関の教育政策について学び、学校が抱える課題について教育施策と関連して理解する。学校経営、授業改善、生徒指導、組織的な人材育成等にかかる教育政策が学校現場にどのように反映されているかを探りながら提言案としてまとめ、相互に検討・改善していく。
授業形態は静屋・小杉・松田の3名で複数で担当する。授業内容によって、A科目と合同実施する場合もある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 教育行財政の基本構造 教育行財政制度の基本構造に関する理解と考察 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第2回 教育委員会制度の沿革と近年の改革動向 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正等の理解と考察 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第3回 米国教育使節団報告書から見た戦後教育行財政の原型 米国教育使節団報告書の関連部分の理解と考察 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第4回 教育委員会議事録から見た教育行財政の実際 実際の議事録をもとに教育行財政の実情と課題、議論の様子を考察 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第5回 行政点検・評価報告書から見た教育行政の実際 実際の点検・評価報告書をもとに教育行財政の実情と課題を分析、考察 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第6回 米国の教育委員会制度との比較から見た地方教育行政の実際 米国の学区の実態を比較対象にしながら、わが国の地方教育行政の実情と課題を分析、考察
講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第7回 これからの学校教育の方向性 令和の日本型学校教育についての研究・協議 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第8回 教育行財政にかかる探究的実践研究① 教育投資・教育財源についての研究・協議 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第9回 教育行財政にかかる探究的実践研究② 子供たちの能力を伸ばし可能性を開花させる教育についての研究・協議 プレゼンテーション資料等の作成、報告の整理・改善として各2時間、計4時間を目安に行う。
第10回 教育行財政にかかる探究的実践研究③ 未来を切り開く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力向上についての研究・協議 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第11回 教育行財政にかかる探究的実践研究④ 技術の進展に応じた教育の確信・改革についての研究・協議 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第12回 教育行財政にかかる探究的実践研究【施策への具体的な反映】① 県内の教育委員会が主催する研修会等に参加し、教育施策への反映の具体、成果・課題について考察する。 講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第13回 教育行財政にかかる探究的実践研究【施策への具体的な反映】② 教育施策への反映の具体、成果・課題についての考察をもとに討論・協議する。  講義資料等を参考に、準備・復習として各2時間、計4時間を目安に行う。
第14回 教育行財政にかかる探究的実践研究【今後必要な政策提案】 報告会(プレゼンテーション、研究協議、受指導等) プレゼンテーション資料等の作成、報告の整理・改善として各2時間、計4時間を目安に行う。
第15回 まとめ 学校教育における教育行政からの視点 これまでの講義資料や報告会資料等を参考に、学修の整理・提案の改善ついて各2時間、計4時間を目安に行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 10% D: 10%
成績評価法
レポート100%
教科書にかかわる情報
備考
特に定めない。事前指示、プリント配布などにより行う。
参考書にかかわる情報
備考
特に定めない。印刷物等を適宜配布等するなかで参考文献を適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
連絡先
小杉進二 s.kosugi@yamagutchi-u.ac.jp
静屋 智 shizuya@yamagutchi-u.ac.jp
松田 靖 ymatsuda@yamagutchi-u.ac.jp
オフィスアワー
後期木曜日午後12時~12時40分
その他、問い合わせ、質問は随時受け付ける

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