タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 未定   8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8022200023 家庭科教育指導法演習[Seminar on Teaching Home Economics Education] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤井 志保[FUJII Shiho]
担当教員[ローマ字表記]
藤井 志保 [FUJII Shiho]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業は、家庭科教育指導法特論で学修したことをさらに深め、より実践的に追究するものである。現代の家庭生活の諸問題について探求し、これからの家庭科教育によって何がもたらされるべきかを考察する。今年度は特に、人、物、ことが複雑に関わり合う消費・環境、人権・平和などを内容とする解放的行為に着目し、これまでの固定観念を打破して新しい価値意識を形成するためには、批判的思考力の育成が課題解決に資することを授業を通じて検証していく。
授業の到達目標
家庭科教育指導法特論で学修したことをさらに深める。人、物、ことが複雑に関わり合う消費・環境、人権・平和、地域との関わりなどを内容とする解放的行為に着目し、批判的思考を育成する家庭科の授業を考案し、実践することができる。また、授業実施から新たな課題を発見し、解決の方法を追究することができる。
授業計画
【全体】
文献を基に批判的思考について理解し、その育成の筋道を探究する。探究から得た方法で授業を構想し、批判的思考力がどの程度育成されたか検証の方法を明らかにするとともに、その結果を考察する。結果から得た課題を追究する。(実施形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業構想Ⅰ SDGsについて概要をまとめる。 レポート
(目安時間4時間)
第2回 授業構想Ⅱ SDGsの観点から批判的思考をうながす授業を考案する。 レポート
(目安時間4時間)
第3回 教材研究1 授業目的を達成すために必要な資料収集を行う。 レポート
(目安時間4時間)
第4回 教材研究2 授業目的を達成すために必要な資料に基づいた教材を吟味する。 レポート
(目安時間4時間)
第5回 批判的思考力育成の指標1 授業効果を検証するためのプレテストとポストテストを考案する。 レポート
(目安時間4時間)
第6回 批判的思考力育成の指標2 生徒の実態を予想し、生徒像モデルを描いて授業の適正について検討する。 教材収集
(目安時間4時間)
第7回 教材研究3 教材作成を作成する。 教材作成
(目安時間4時間)
第8回 授業実施 中学生を対象とした模擬授業を実施する。 授業記録の作成
(目安時間4時間)
第9回 授業の振り返りと修正 導入・展開・まとめの構成、発問、板書、教師の態度などについて、授業を振り返る。 レポート
(目安時間4時間)
第10回 授業効果の検証1 プレテストとポストテストを比較し、授業効果について量的分析を試みる。 授業記録の作成
(目安時間4時間)
第11回 授業効果の検証2 生徒の発言や行動から、授業効果について質的分析を試みる。 レポート
(目安時間4時間)
第12回 プレ・ポストテスト、生徒像モデルの検証 プレテスト・ポストテストの妥当性および生徒像モデルの妥当性を検証する。 レポート
(目安時間4時間)
第13回 研究テーマの追究 授業を追試し目標、内容、授業方法を省察する。 レポート
(目安時間4時間)
第14回 研究テーマの追究 授業を追試し、結果と考察について省察する。 レポート
(目安時間4時間)
第15回 まとめ これまでの授業の振り返り。 レポート
(目安時間4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: 40% D: 20%
成績評価法
模擬授業 50%、授業内レポート 20%、最終レポート 30%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 実践的指導力をつける家庭科教育法 ISBN 9784864299886
著者名 多々納道子・伊藤圭子 出版社 大学教育出版 出版年 2020
教科書 書名 生活の課題解決能力を育む指導と評価 ISBN 9784491046327
著者名 岡陽子 出版社 東洋館出版 出版年 2021
備考
プリントを適宜配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜紹介する
メッセージ
課題意識を持ち、積極的に質問して下さい。そこから授業は発展します。
キーワード
家庭科教育 授業実践 解放的行為 批判的思考 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
家庭科教育指導法特論
履修条件
連絡先
藤井志保研究室(教育学部A棟221号)
shihofu[at]yamaguchi-u.ac.jp(※[at]を@に換えてメールしてください。)
オフィスアワー
まずは上記連絡先へ問い合わせてください。

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