タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(専門職学位課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金5~6   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8022300001 スクールカウンセリングの実践と課題[School Counseling : Practice and Challenges] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
田邊 敏明[TANABE Toshiaki]
担当教員[ローマ字表記]
田邊 敏明 [TANABE Toshiaki], 佐々木 司 [SASAKI Tsukasa]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
スクールカウンセラーが学校教員とは異なる役割をもつことをまず明らかにし、学校での具体的な活動を概説する。学校が求めているスクールカウンセラー像とスクールカウンセラーのガイドラインを基軸にして、その活動を学校や家庭との連携、外部機関との連携も視野に入れた広い活動として捉える。不登校の見立て、発達障害への支援、いじめへの対応等について、スクールカウンセラーならではの対応を明らかにしていく。現職教員院生の立場からは、スクールカウンセラーの役割を理解して、その活用を考え、学部卒院生の立場からは、スクールカウンセラーの役割を理解した上で協働・連携を図っていくことを考える。
授業の到達目標
スクールカウンセリングの意義と理論を学び、児童生徒が学校にうまく適応できるような支援が可能であり、しかも課題も見つけることができる。
授業計画
【全体】
スクールカウンセラーの学校教員と異なる役割を明らかにし、学校での具体的な活動を概説する。学校が求めているスクールカウンセラー像とスクールカウンセラーのガイドラインを基軸にして、その活動を学校や家庭との連携、外部機関との連携も視野に入れた広い活動として捉える。不登校の見立て、発達障害への支援、いじめへの対応等について、スクールカウンセラーならではの対応を明らかにしていく。現職教員には、スクールカウンセラーの役割を理解して、その活用を考え、学部卒院生は、スクールカウンセラーを理解した上で共働・連携を考えていく。

授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 現在学校で問題になっている教育問題 現在学校で問題になっている教育問題とその問題に対してスクールカウンセラーはどのように働いていくのか プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第2回 スクールカウンセラー(SC)の仕事 スクールカウンセラー(SC)のあれこれ プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第3回 スクールカウンセリングの実際1

小学校及び中学校のスクールカウンセリングの体験から プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第4回 スクールカウンセリングの実際2 スクールカウンセリング体験から学んだこと プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第5回 スクールカウンセリングの実際3 現在スクールカウンセラーとして悩んでいること葛藤していること プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第6回 スクールカウンセリングの実際4 これまでのスクールカウンセリングとこれからのスクールカウンセリング プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第7回 スクールカウンセラーが担当する事例の検討1 不登校の事例の検討 事例発表についての教育相談的省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第8回 スクールカウンセラーが担当する事例の検討2 発達障害事例の検討 事例発表についての教育相談的省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第9回 子どもが自立できる教育 子どもの特性に応じた支援について プリント内容や授業内議論の省察(学習時間の目安:4時間以上)
第10回 スクールカウンセラーが担当する事例の検討3 愛着障害事例の検討 事例発表についての教育相談的省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第11回 スクールカウンセラーが担当する事例の検討4 精神障害事例の検討 事例発表についての教育相談的省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第12回 スクールカウンセラーが担当する事例の検討5 学校問題事例の検討 事例発表についての教育相談的省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第13回 現代の不登校についての発展的支援 不登校についての新たな考え方についての検討 プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第14回 現代における保護者の支援 「思春期に心が折れた時に親がすべきこと」に取り上げられている事例の検討 プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
第15回 まとめ まとめ プリント内容の復習や授業内議論の省察の指示(学習時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 30% C: 20% D: 30%
成績評価法
授業内の質問への応答 30%
レポート 70%
教科書にかかわる情報
備考
教科書の定めはありません。プリントを適宜配布いたします。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 明日から教壇に立つ人のための教育心理・教育相談 ISBN 9784762828614
著者名 田邊敏明他 出版社 北大路書房 出版年 2014
備考
メッセージ
単に学校現場の問題点をあげるだけにとどまらず、それら一つひとつに対して自分なりの視点をもって、解決策を提示していく姿勢を求めたい。
キーワード
学校臨床、スクールカウンセラー、資源、愛着障害
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
教育相談・特別支援教育の理論と実践 学校不適応・問題行動等事例研究
履修条件
連絡先
ttanabe@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日12:00~12:40

事前にメールでお知らせ下さい。

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