開講年度
開講学部等
2025
大学院技術経営研究科
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期分割
土1~6
講義
7.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
8061000005
テクノロジー・マーケティング特論[Technology Marketing]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
福代 和宏[FUKUYO Kazuhiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
福代 和宏 [FUKUYO Kazuhiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
新商品の開発は単に「機能する製品を作る」ことに留まらない。
この認識の下,本科目では最初に商品開発担当者が知っておくべきマーケティングの基礎知識を講義する。マーケティングに関わる基礎学習項目としてはマーケティングの定義,環境分析による市場機会の発見,セグメンテーションとターゲティング,マーケティングツールとしての製品政策・価格政策・流通チャネル政策・プロモーション政策などを取り上げる。
つぎに,商品開発担当者の本務である新商品開発を取り上げ,顧客の抱える問題の明確化,当該問題に対する暫定解としての概念設計,概念設計に基づくプロジェクトデザインと詳細設計,製造と試験といった新商品開発の各プロセスに関する知識とスキル(例えばQFD,デザインシナリオ)について講義する。
マーケティングおよび新商品開発に関する理解を深めるため,受講生は本科目で学んだ知識とスキルを動員し,独自のアイディアに基づく商品企画書を作成し,発表および相互評価を行う。
授業の到達目標
マーケティングに関わる基礎的な事項を学び,統計的分析などの手法を習得して,具体的な商品を企画することができる。
授業計画
【全体】
講義では,商品開発を現実の問題として捉えることができるよう,マーケティングや商品開発の理論の説明とともに,具体的事例を挙げながら,議論をを交えて理解を進める。また,講義だけでは到達できない実践力を,調査,企画等の演習によって身につける。
なお,下に示す参考書に目を通すと理解がより深まる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
商品企画の基礎
企画書の作成手法の概要を学ぶ。
また、商品のアイディアを生み出すための主観的な技法を学ぶ
各受講生が新商品のアイディアを準備する(目安:4時間)
第2回
商品開発とマーケティング
商品開発とマーケティングの関係について学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第3回
外部環境分析
マーケティングリサーチによる情報収集,そしてマクロ環境,ミクロ環境など,外部環境分析による市場機会の発見について学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第4回
内部環境分析およびSWOT分析
内部環境分析およびSWOT分析を行い,膨大な調査結果から意思決定を行うプロセスについて学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第5回
マーケティングリサーチにおける統計的手法(1)
表計算ソフトを使用し、実際にマーケティングリサーチで使われている統計的手法の基礎を学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第6回
マーケティングリサーチにおける統計的手法(2)
表計算ソフトを使用し、実際にマーケティングリサーチで使われている統計的手法の基礎を学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第7回
主観的・ヒューリスティックなユーザリクアイアメント抽出方法
タスク分析,ヒアリング,参与観察など主観的・ヒューリスティックなユーザリクアイアメント抽出方法について学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第8回
デザインシナリオ
ユーザリクアイアメントに基づくシナリオ作りを学ぶとともに、実際にデザインシナリオを作成する
予習・復習(目安:4時間)
第9回
QFD
QFDの基礎理論と実例を学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第10回
設計プロセス
顧客の抱える問題の明確化,当該問題に対する暫定解としての概念設計,概念設計に基づくプロジェクトデザインと詳細設計,製造と試験といった工学的な設計プロセスについて学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第11回
工学的な問題解決手法
商品開発時に直面する工学的な問題を解決する手法をいくつかの簡単な事例で学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第12回
ユニバーサルデザインおよびエコデザイン
商品開発における大きな潮流であるユニバーサルデザインやエコデザインの思想を学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第13回
商品の評価手法
企画された商品を適切に評価できるように、商品の評価手法について学ぶ
予習・復習(目安:4時間)
第14回
商品企画案発表(1)
商品企画案を発表する。また,「商品の評価手法」で学んだ評価手法により、受講生が相互に企画案を採点(評価)する。
発表資料作成(目安:4時間)
第15回
商品企画案発表(2)
商品企画案を発表する。また,「商品の評価手法」で学んだ評価手法により、受講生が相互に企画案を採点(評価)する。
発表資料作成(目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
学期末に行うプレゼンテーションとその際に使用した資料によって評価します。
プレゼンテーション 50%,提出資料 50%
教科書にかかわる情報
備考
教材は修学支援システム"eYUSDL"経由で配布されます。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
品質展開入門
ISBN
4817102578
著者名
赤尾洋二
出版社
日科技連
出版年
1990
参考書
書名
製品開発の知識
ISBN
4532108624
著者名
延岡健太郎
出版社
日本経済新聞社
出版年
2002
参考書
書名
商品企画のシナリオ発想術
ISBN
4007000565
著者名
田中央
出版社
岩波書店
出版年
2003
参考書
書名
マーケティング戦略
ISBN
9784641220782
著者名
和田充夫ほか
出版社
有斐閣
出版年
2006
参考書
書名
Marketing for engineers, scientists, and technologists
ISBN
9780470057094
著者名
Tony Curtis
出版社
Wiley
出版年
2008
備考
メッセージ
キーワード
マーケティング,商品開発
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
マーケティングリサーチ特論
履修条件
連絡先
fukuyo[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日16:00以降
その他は事前に連絡があれば対応
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