タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院技術経営研究科
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義 7.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
8061000009 グリーンMOT特論[Green MOT] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
福代 和宏[FUKUYO Kazuhiro]
担当教員[ローマ字表記]
福代 和宏 [FUKUYO Kazuhiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本特論では「グリーン」という言葉によって象徴される地球温暖化防止あるいは持続可能社会の実現に貢献する技術の研究開発および事業化について議論を行う。

本特論では,はじめに,地球環境問題,エネルギー安全保障,省エネ・創エネ,蓄エネの現状について,公開資料に基づく全般的な解説を行う。

次に各有望分野(太陽光発電,風力発電,バイオマス,リサイクル,EV等)における研究開発や事業化の現状を紹介する。

受講生は以上の知識をもとに,それぞれ時宜を得たグリーン技術・グリーンビジネスに関する調査を行い,現状・問題点・将来の展望について報告を行う。この調査報告においては技術のみならず,政策,法制度,市場など多様な視点からの検討を加えることとし,議論を通じて受講者の間で知識の共有を図る。
授業の到達目標
受講生は地球温暖化防止あるいは持続可能社会の実現に貢献する技術の研究開発および事業化についての知識を習得し,説明できるようにする。
受講生は上述の知識を活用し,グリーン技術・グリーンビジネスに関する調査と報告を行えるようにする。
授業計画
【全体】
最初の5回は講義資料(日本語)を用いて,エネルギー・資源・環境問題の現状,省エネルギー技術・再生可能エネルギー技術・各種政策に関する基礎知識の習得を目指した「座学」の講義を行う。

次の5回は受講生がそれぞれ,解決提案型,調査型,予測型のプレゼンテーションテーマを選択し,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。

最後の5回は前5回で作成した資料に基づき受講生によるプレゼンテーションと質疑応答を行い,各自のテーマに対する理解を深める。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 強靭なエネルギー関連ビジネスの構築に向けて(1) 世界的なエネルギー需給の状況,日本のエネルギー安全保障,地球温暖化対策,創エネ・省エネ・蓄エネ=3本の矢の必要性,これからのエネルギー関連ビジネスの在り方について学習する。 予習・復習(目安:4時間)
第2回 強靭なエネルギー関連ビジネスの構築に向けて(2) 世界的なエネルギー需給の状況,日本のエネルギー安全保障,地球温暖化対策,創エネ・省エネ・蓄エネ=3本の矢の必要性,これからのエネルギー関連ビジネスの在り方について学習する。 予習・復習(目安:4時間)
第3回 再生可能エネルギー 風力発電・太陽光発電 再生可能エネルギーとして注目される風力発電・太陽光発電の現状把握および技術的な知識を習得する。
とくに、その原理について学び、メリット・デメリットを具体的に理解する。
予習・復習(目安:4時間)
第4回 再生可能エネルギー 燃料電池・バイオマス 高効率発電を実現する燃料電池や再生可能エネルギーとして注目されるバイオマスの現状把握および技術的な知識を習得する。
とくに、その原理について学び、メリット・デメリットを具体的に理解する。
予習・復習(目安:4時間)
第5回 資源のリサイクル 3Rなど,資源の無駄遣いを減らし,有効活用を推進するための施策や技術について学ぶ。 次回から始まる調査・分析演習のため,調査・分析テーマの選定を行う。(目安:4時間)
第6回 調査・分析演習(1) 受講生ごとにテーマを決め,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。
調査・分析を行うにあたって,他の受講生との協力して資料収集を実施したり,テーマについて議論を適宜行う。
調査・分析は演習時間内に終わるとは限らないため,状況によっては演習時間外にも自宅等で作業を継続し,次回(第11回)までにプレゼンテーション資料を完成させる。(目安:4時間)
第7回 調査・分析演習(2) 受講生ごとにテーマを決め,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。
調査・分析を行うにあたって,他の受講生との協力して資料収集を実施したり,テーマについて議論を適宜行う。
調査・分析は演習時間内に終わるとは限らないため,状況によっては演習時間外にも自宅等で作業を継続し,次回(第11回)までにプレゼンテーション資料を完成させる。(目安:4時間)
第8回 調査・分析演習(3) 受講生ごとにテーマを決め,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。
調査・分析を行うにあたって,他の受講生との協力して資料収集を実施したり,テーマについて議論を適宜行う。
調査・分析は演習時間内に終わるとは限らないため,状況によっては演習時間外にも自宅等で作業を継続し,次回(第11回)までにプレゼンテーション資料を完成させる。(目安:4時間)
第9回 調査・分析演習(4) 受講生ごとにテーマを決め,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。
調査・分析を行うにあたって,他の受講生との協力して資料収集を実施したり,テーマについて議論を適宜行う。
調査・分析は演習時間内に終わるとは限らないため,状況によっては演習時間外にも自宅等で作業を継続し,次回(第11回)までにプレゼンテーション資料を完成させる。(目安:4時間)
第10回 調査・分析演習(5) 受講生ごとにテーマを決め,テーマに沿って調査・分析・プレゼンテーション資料作成を行う。
調査・分析を行うにあたって,他の受講生との協力して資料収集を実施したり,テーマについて議論を適宜行う。
調査・分析は演習時間内に終わるとは限らないため,状況によっては演習時間外にも自宅等で作業を継続し,次回(第11回)までにプレゼンテーション資料を完成させる。(目安:4時間)
第11回 調査・分析発表(1) 前回(第10回)までに実施した調査・分析結果を受講生ごとに発表し,発表内容に基づいて他の受講生および教員と共にディスカッションを行う。 各受講生は発表内容に対するディスカッションを踏まえ,プレゼンテーション資料の修正を行う。修正したプレゼンテーション資料をレポート(成績資料)として提出する。(目安:4時間)
第12回 調査・分析発表(2) 前回(第10回)までに実施した調査・分析結果を受講生ごとに発表し,発表内容に基づいて他の受講生および教員と共にディスカッションを行う。 各受講生は発表内容に対するディスカッションを踏まえ,プレゼンテーション資料の修正を行う。修正したプレゼンテーション資料をレポート(成績資料)として提出する。(目安:4時間)
第13回 調査・分析発表(3) 前回(第10回)までに実施した調査・分析結果を受講生ごとに発表し,発表内容に基づいて他の受講生および教員と共にディスカッションを行う。 各受講生は発表内容に対するディスカッションを踏まえ,プレゼンテーション資料の修正を行う。修正したプレゼンテーション資料をレポート(成績資料)として提出する。(目安:4時間)
第14回 調査・分析発表(4) 前回(第10回)までに実施した調査・分析結果を受講生ごとに発表し,発表内容に基づいて他の受講生および教員と共にディスカッションを行う。 各受講生は発表内容に対するディスカッションを踏まえ,プレゼンテーション資料の修正を行う。修正したプレゼンテーション資料をレポート(成績資料)として提出する。(目安:4時間)
第15回 まとめ 本科目の総括として,各受講生の調査・分析発表の内容に対する講評を行う。また,講義内容に対する質疑を行う。 予習・復習(目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
学期末に行うプレゼンテーションとその際に使用した資料によって評価します。
プレゼンテーション 50%,提出資料 50%
教科書にかかわる情報
備考
教材は修学支援システム"eYUSDL"経由で配布されます。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 グリーン・エコノミー ISBN 9784121021151
著者名 吉田文和 出版社 中公新書 出版年 2011
参考書 書名 新・カンボジア経済入門 = Economic Development in Cambodia : 高度経済成長とグローバル化 ISBN 9784535558564
著者名 廣畑伸雄, 福代和宏, 初鹿野直美 著, 出版社 日本評論社 出版年 2016
備考
講義資料の印刷配布を行わないので,各自で資料をパソコンにダウンロードしておくこと。環境保護の観点から紙媒体への印刷は避け,電子媒体のまま利用するほうが良い。
授業で使用する資料等のリンク先(ダウンロード先)については
http://ds0.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~fukuyo/GreenMOT/
にまとめてあるので,そこから資料を取得すること。
メッセージ
キーワード
環境,エネルギー,技術,政策
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
e-mail:fukuyo[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日16:00〜
その他は事前に連絡があれば対応

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