タイトル

開講年度 開講学部等
2019 工学部
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
後期 火7~8 講義 2.0  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062320170 生物化学II[Biological Chemistry II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
赤田 倫治[AKADA Rinji]
担当教員[ローマ字表記]
赤田 倫治 [AKADA Rinji]
区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
Biochemistry II
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
 生物化学IIでは生物化学Iにおいて学んだ生体物質が生命活動においてどのような役割を果たすのかを理解する。特に,代謝経路を中心に,エネルギー産生と貯蔵のしくみ,糖,脂質,アミノ酸,ヌクレオチドの分解と生合成について学ぶ。さらに,代謝の精密な調節機構と統合についても理解する。
 考え方としては、ごはんを食べたらエネルギーが出てくること、および、ごはんを食べて体をつくることを学び、生きているということがこれらが完全にうまく調節されており、その調節がかたよると病気になるということを理解する。
一般目標
1)生体エネルギー分子とエネルギー代謝
2)ミトコンドリアと酸化的リン酸化
3)解糖,クエン酸回路,脂質代謝,アミノ酸代謝,ペントースリン酸回路,糖新生,グリコーゲンの合成と分解
4)代謝の調節と統合
授業の到達目標
知識・理解の観点
生命体を構成する物質の化学反応とその流れ,及び,エネルギー獲得機構やその調節に対する基本的な知識を得ること
思考・判断の観点
生物を物質とその化学反応の観点から考えることができる
関心・意欲の観点
生きていることへの科学的な興味を持つ
態度の観点
小問の演習を行う
授業計画
【全体】
授業は,基本的に講義と復習を兼ねる演習を行う形で進行する。演習問題は毎回解答と提出を義務付ける。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 ごはんを食べることについて考える。 ごはんを食べるとエネルギーが出る。ここから考えてみる。誰でもごはんを食べているはず。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第2回 生体エネルギーとは何か? ATPが生体のエネルギー分子である。ATPの構造とエネルギー交換について理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第3回 生体エネルギーと息をすること、食べることが関連している。 酸素を吸って、二酸化炭素を出す呼吸とごはんを食べることがエネルギーの基本。消化も考えていく。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第4回 ごはんを食べたら物質は細胞へ入ってミトコンドリアに行く。 ミトコンドリアは発電所 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第5回 光合成 光合成のしくみを理解し,ミトコンドリアの酸化的リン酸化と光合成との相違点,相似点を学ぶ。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第6回 解糖経路からクエン酸回路 糖が分解され,クエン酸回路からどのようにATPが合成されるかを理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第7回 クエン酸回路からATP合成酵素へ クエン酸回路とエネルギー合成のしくみを理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第8回 脂質代謝 燃料としての脂質。脂質の分解経路とエネルギー収支について理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第9回 アミノ酸代謝 アミノ酸は窒素化合物。窒素代謝としての尿素回路やアミノ酸炭素骨格の代謝経路を理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第10回 ペントースリン酸回路 ヌクレオチド合成に必要なペントースリン酸回路は生合成の電子供与体合成にも必要である。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第11回 脂肪酸合成 脂肪酸の合成とその調節機構を理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第12回 糖新生 糖は解糖経路の逆反応で合成されるわけではない。糖合成のしくみを理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第13回 グリコーゲン代謝 グリコーゲンの分解と合成経路,およびその調節機構を理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第14回 代謝の基本的戦略と制御 代謝経路全体を統合して理解する。さらにその調節機構,および基本的なしくみを理解する。 ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第15回 まとめ ----- ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
1)毎回実施する演習の提出,2)期末試験
以上を下記の観点・割合で評価する。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- 75% ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- 15% ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- --- --- --- ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- --- --- --- --- --- --- ---
演習 --- --- --- --- --- --- --- ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
教科書 書名 シンプル生化学 ISBN
著者名 林・廣野 出版社 南江堂 出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 村松・永井・本庶監訳 ISBN
著者名 ストライヤー生化学, 出版社 バイオメディクス 出版年 1991
参考書 書名 林・水野訳 ISBN
著者名 生命の化学と分子生物学 出版社 東京化学同人 出版年 1999
備考
メッセージ
高校で生物を学んでいなくても問題ありません。生物化学Iや微生物学がベースとなります。
キーワード
生物,生化学,生命,タンパク質,DNA,細胞,代謝
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
生物化学I,微生物学,遺伝子工学
連絡先
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
オフィスアワー
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