開講年度
開講学部等
2024
共通教育
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期集中
集中
講義
5.6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001220012
知財展開科目B1(著作権法)[Intellectual Property Development SubjectB1]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小川 明子[OGAWA Akiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
小川 明子 [OGAWA Akiko]
区分
対象学生
全学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
著作権法(Copyright Act)
概要
この授業では,著作権法を取扱い,著作権制度に関しての法律の理解を基礎とし,著作権の権利の発生から消滅までの権利の解説を行う。さらに,実演家の権利及び出版権の解説を行う。また,国内法の理解を深めるだけでなく,グローバル化に対応できるように万国条約,ベルヌ条約及びTRIPS等の条約の解説を行う。
一般目標
1.著作権制度に関わる法制度を理解する
2.著作権法の意義とその趣旨を理解する。
3.著作権制度について事例や演習を扱いながら、グローバル化を視野に入れた実践的な能力の育成を目指す。
授業の到達目標
知識・理解の観点
・著作権制度の観点から知的財産を把握し説明できる。
・知的財産の権利の発生から消滅までについて著作権制度の観点から説明できる。
・特許と著作権の違い、意匠と著作権の違いを理解できる。
思考・判断の観点
・著作権制度の観点から,著作物に該当する否かが判断できる。
関心・意欲の観点
・著作物制度の客体に関心を持つことができる。
態度の観点
授業計画
【全体】
本科目は,著作権に関する権利者団体の理事の経験を有する実務家教員が開講する。
本科目では,著作権法における様々な制度の解説を行うとともに,著作権法に関する条約などの国際的な条約に関しての理解を深める。法律情報の流れを理解し,著作権制度について考える。授業はできる限り教員と学生が双方向で議論する授業を行う。
二日間の集中講義で、オンラインあるいは吉田キャンパス開講。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
ガイダンス
著作物とは何か
講義の進め方や評価方法などについて説明する。
著作物とは何かを事例をもとに理解する。
著作物とは何かを個別に解説したうえで、著作権法の保護範囲について説明する。ベルヌ条約との関連性についても解説する。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
第2回
著作者とは
著作者と著作権者について説明する。また、職務著作についても解説する。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第3回
著作者の権利の概要
著作者人格権及び著作権について概観する。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
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【あり】
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第4回
著作権法における個別権利制限
私的複製、教育目的、引用といった主要な制限・例外規定について解説を行う。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第5回
著作権の保護期間とパブリックドメイン
前回までの講義概要を概観したのち、著作権の保護期間について解説し、保護期間の延長の是非について議論を行う。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
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【あり】
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第6回
出版権と実演家人格権
出版権および実演家人格権について解説する。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
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【あり】
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第7回
著作隣接権と著作権の救済
実演家以外に付与される著作隣接権を概観したのち、著作権侵害に対する救済について民事と刑事の両面から説明する。
復習
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
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【あり】
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第8回
著作権関連条約
全体の振り返りと期末試験
著作権に係る関連条約について解説する。その後、授業で取り扱った内容をもとに,著作権制度について試験を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
授業内レポート,授業への参加度,発表,出席等を総合的に評価する。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
◎
◎
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60%
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小テスト・授業内レポート
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◎
◎
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◎
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30%
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宿題・授業外レポート
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授業態度・授業への参加度
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◎
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10%
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
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演習
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出席
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欠格条件
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その他
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教科書にかかわる情報
教科書
書名
たのしい著作権法2019
ISBN
著者名
小川明子
出版社
山口TLO
出版年
2019
備考
参考書にかかわる情報
備考
その他講義内で資料を配布する。
メッセージ
著作権法を詳しく学ぶことで、日々のニュースを読み解くことができます。
キーワード
著作権,知的財産,著作物,出版権,著作隣接権,職務諸作,万国条約,ベルヌ条約
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
科学技術と社会[学部生のための知財入門](1年次必修)
連絡先
小川 ao@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
9時ー18時の間に連絡してください。
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