開講年度
開講学部等
2024
共通教育
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期集中
集中
講義
6.2
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001221011
知財展開科目A2(知財情報の分析と活用)[Intellectual Property Development SubjectA2]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
生田 容景
ー
担当教員[ローマ字表記]
生田 容景, 陳内 秀樹 [JINNAI Hideki]
区分
対象学生
全学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
知財情報の分析と活用(Analysis and Management of the Intellectual Property Information)
概要
情報社会に生きる社会人として、知的財産に関する情報収集とその分析に必要な知識とスキル獲得を目指します。企業における戦略のみならず、研究戦略等を考える上で必要な情報の取得方法や情報活用方法についても学びます。そのために、具体的な課題を設定し、この与えられた課題を解決する作業を通して、産業財産や著作物に関する情報取得と分析などを行い、知的財産に関する情報や技術及び研究に関する総合的な情報分析力獲得を目指します。これにより、社会的な観点から知的財産を捉え多面的に運用する能力の基盤を形成します。
一般目標
本講義は受講者が、
1.知的財産情報(技術情報・研究情報)を正しく取得できる技術を身につける、
2.知的財産に関する諸問題について、知的財産情報(技術情報・研究情報)を用いて、客観的に分析するスキルを身につける、
3.知的財産情報(技術情報・研究情報)の分析を通じて、社会的ニーズの検討ができる、
4.分析した情報を活用して問題解決や課題解決の手段を提案することができる、
ことを目的としています。
授業の到達目標
知識・理解の観点
知的財産情報の全体像を把握することができる。
思考・判断の観点
知的財産情報の実体を解釈することができる。
関心・意欲の観点
知的財産情報を用いた分析に際して、独自のテーマ設定と企画を行うことができる。
態度の観点
知的財産情報を用いた分析を適切な検索を通して自律的に行うことができる。
技能・表現の観点
知的財産に関する各種の情報を体系的に検索し、その内容をまとめることができる。
その他の観点
自己の専門領域に関して、知的財産情報を基に何らかの戦略を立てることができる。
授業計画
【全体】
場所:吉田キャンパス工学部E11教室
日時:9月17日(火)~9月20日(金)4日間 9:00~16:20
講義冒頭で、知的財産の全体像復習、各種知的財産情報の内容と意義を扱い、主として特許・実用新案に代表される技術情報の検索からマッピングを通した分析を行います。分析の際は、技術戦略あるいは研究戦略立案に役立てる資料作りの観点から検討を加えます。その後、同様にして意匠情報、商標情報をの検索と分析を行います。授業は法理論だけでなく、基礎的な実務能力獲得も目指した内容であり、全ての時間で教員と学生が双方向で議論する授業を行います。
四日間の集中講義として開講します。詳細日程等について修学支援システム等を通じて別途案内します。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
ガイダンス
知的財産を取り巻く概況
講義概要と全体スケジュール説明。
主要国の特許出願状況や特許制度のルーツ、なぜ今知的財産が注目されているのか、特許情報と研究開発などについて解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
-----
-----
第2回
知的財産制度の基礎
身近にある知的財産権、知的財産制度、知的財産と知的財産権など、知的財産の基礎知識について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第3回
特許情報概説
産業財産権情報の全体像、特許情報の基礎知識について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある知的財産を探す。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第4回
特許情報へのアクセス
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第5回
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の利用実践
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の利用方法を習得する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第6回
特許情報検索演習
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第7回
特許情報検索演習
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第8回
特許情報検索演習
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した特許情報検索手法を習得する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第9回
特許マップ概要
特許マップの概要について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
-----
【あり】
-----
第10回
特許マップ作成実習
特許マップの作成方法を習得する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
-----
【あり】
-----
第11回
山口大学特許検索システム(YUPASS)、意匠制度、意匠情報検索
山口大学特許検索システム(YUPASS)の活用、意匠制度の概要、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した意匠検索方法について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第12回
商標制度、商標情報検索
商標制度の概要、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を利用した商標検索方法について解説する。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第13回
意匠・商標情報等の検索実習、ワーク
これまでの講義内容を振り返り、YUPASSを利用した特許情報検索、及び、J-PlatPatを利用した意匠・商標情報検索の確認ワークを行う。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第14回
品種登録制度、品種登録情報検索、ワーク
品種登録制度の概要を説明すると共に、品種登録の活用事例について解説する。農水省の品種登録情報検索の方法について解説し、確認ワークを行う。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
-----
【あり】
-----
第15回
著作権制度、楽曲情報検索、ワーク、総評
著作権制度の概要を確認すると共に、JASRACの楽曲情報検索の方法について解説し、確認ワークを行う。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。特許情報にアクセスし関心ある事項について調べてみる。
(目安時間:2時間)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
授業内レポート、授業態度・授業への参加度、受講者の発表(プレゼン)などを総合的に評価します。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
---
---
---
---
---
---
---
---
小テスト・授業内レポート
◎
---
---
---
◎
---
80%
---
宿題・授業外レポート
---
---
---
---
---
---
---
---
授業態度・授業への参加度
---
---
○
○
---
---
10%
---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
◎
◎
---
---
---
---
10%
---
演習
---
---
---
---
---
---
---
---
出席
---
---
---
---
---
---
欠格条件
---
その他
---
---
---
---
---
---
---
---
教科書にかかわる情報
備考
講義資料は必要に応じて配布又は配信します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
これからの知財入門 : 変革の時代の普遍的知識
ISBN
978-4-8222-3642-7
著者名
山口大学大学研究推進機構知的財産センター著
出版社
日経BP社
出版年
2016
備考
参考書は、1年次共通教育科目「科学技術と社会(**学部生のための知財入門)」で使用した書籍と同じものです。持っている方は持参ください。
メッセージ
教員が提示する課題と学生が任意に設定した条件による検索・分析を行います。授業前に分析したいテーマがあれば用意して下さい。なお、先行してJ-PlatPatとYUPASSを使用して慣れておくことを推奨します。
キーワード
知的財産、特許、実用新案、意匠、商標、パテントマップ、新品種、楽曲情報。
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
科学技術と社会(**学部生のための知財入門)
ものづくりと知的財産
特許法
意匠法
商標法
不正競争防止法
連絡先
h-jinnai@yamaguchi-u.ac.jp 陳内
yklee@yamaguchi-u.ac.jp 生田
オフィスアワー
主に常盤キャンパスで業務を行っています。
とりあえずはメールでご連絡ください。
ページの先頭へ