開講年度
開講学部等
2016
共通教育
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期
月9~10
講義
7.1
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1001741001
知財展開科目(ものづくりと知的財産)(知財展開科目(ものづくりと知的財産))[Intellecutual Property Development Subject(Manufacturing and Intellectual Property)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
生田 容景
ー
担当教員[ローマ字表記]
生田 容景, 北村 真之 [KITAMURA Mayuki]
区分
対象学生
平成24年度以前入学者
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
ものづくりと知的財産(Creative Design and Intellectual Property)
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
ものづくりと知的財産では、身近なものづくりの視点で知的財産取り扱いの現状について解説し、知的財産の役割と機能について学びます。また、身近な製品やサービスに様々な知的財産が活用されていることを知り、ものづくりに必要な知的財産について学び、社会から求められるものづくりリテラシーについて考えます。さらに、問題解決や課題解決を通して身近な製品やサービス創出の方法を検討します。そのために、個人ワーク又はグループワークを行いながら、課題の発見・アイデア出し・創作から製品化までを疑似体験します。
一般目標
【一般目標】
本講義は受講者が、
1.ものづくりの全体像と産業財産権について理解し、適切に利用する方法や態度を身につける、
2.身近なものづくりについて、知的財産の観点から考える力、創造する力を身につける、
3.創造的に考え、行動するための方法を知り、実践しようとする態度を身に付ける、
4.身近なものづくりについて、知的財産の観点から初歩的なまとめる力と発信力を身につける、
ことを目的としています。
授業の到達目標
知識・理解の観点
知的財産を軸にものづくりの全体像を把握することができる。
思考・判断の観点
ものづくりにおいて、知的財産を軸に合理的な企画を立てることができる(課題の発見とアイデア出し)。
関心・意欲の観点
ものづくりの一連のプロセスを、知的財産の観点から積極的に分析・検討することができる。
態度の観点
ものづくりの一連のプロセスに、知的財産の観点から能動的に対応・実践することができる。
技能・表現の観点
ものづくりにおいて、知的財産の観点から能動的に対応する初歩的な能力とスキルを形成する。
その他の観点
事業戦略の観点から知的財産を俯瞰することができる。
授業計画
【全体】
ものづくりの一連のプロセスを、知的財産の観点を取り入れながら総合的に体験することで、関連の知識とスキルを習得します。4コマ以降は個人ワーク又はグループワークで、先行する知財情報等を調査しながら、実際の試作品を制作してもらいます。最終発表は、個人又は各グループで制作した試作品について知的財産の観点から発明内容として整理したものを発表してもらいます。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
ガイダンス
知的財産の基礎知識
講義概要・全体スケジュールについて説明。
知的財産の重要性、知的財産制度の概要について解説する。
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
-----
-----
第2回
産業財産権概論
特許制度の概要・特許公報の読み方・意匠制度・商標制度の概要について解説する。
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第3回
実製品における知的財産
実製品に直に触れ、モノの構成・仕組みを理解するとともにどのような知的財産・発明が実装されているのかを考える。
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第4回
いろいろなものづくりと知的財産(1)【生活用品産業・家電産業】
演習(1)(アイデア出し)
身近な知的財産(発明品・ものづくり)について具体的な実例を紹介し、知的財産の観点から解説をする。【生活用品産業・家電産業】
マインドマップを用いて、既存品(ティーパック、コーヒードリップなど)の問題点・課題の発見とその課題を解決するためのアイデア出しを行う。
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第5回
いろいろなものづくりと知的財産(2)【食品産業・医療産業】
演習(2)(試作①)
身近な知的財産(発明品・ものづくり)について具体的な実例を紹介し、知的財産の観点から解説をする。【食品産業・医療産業】
自分が考えた従来品の課題を解決するためのアイデアの具現化(試作)を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第6回
いろいろなものづくりと知的財産(3)【自動車産業・航空産業】
演習(3)(試作②)
身近な知的財産(発明品・ものづくり)について具体的な実例を紹介し、知的財産の観点から解説をする。【自動車産業・航空産業】
自分が考えた従来品の課題を解決するためのアイデアの具現化(試作)を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第7回
発明の把握・整理
演習(4)(プレゼン)
発明の本質を捉える、発明内容の整理(簡易明細書)について解説する。
試作品の発明内容をまとめ、発表する。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
-----
第8回
従来技術の把握
演習(5)(特許情報検索)
発明の形態(従来技術との対比)、従来技術のサーチ方法について解説する。
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)、山口特許情報検索システム(YUPASS)の検索実習を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第9回
特許出願書類
演習(6)(請求項作成)
特許出願に必要な書類(願書・特許請求の範囲・明細書・図面・要約)について解説する。
身近な製品を取り上げて特許請求の範囲の請求項作成演習を行う。
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
-----
第10回
特許権の範囲・効力
課題(1)(アイデア出し)
直接侵害・間接侵害について解説し、特許権の及ぶ範囲について考える。
これまでの演習を踏まえ、既存品(製菓包装体など)の問題点・課題の発見、その課題を解決するためのアイデア出しを行う。
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第11回
課題(2)(特許情報検索・制作①)
自分が考えたアイデアについて先行文献調査を行い、試作品の制作を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第12回
課題(3)(制作②・簡易明細書)
引き続き、試作品の制作を行うとともに、発明内容の整理・簡易明細書(従来技術、課題、解決手段、効果、図面)の作成を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第13回
課題(4)(制作③・中間発表)
引き続き、試作品の制作を行うとともに、簡易明細書(実施の形態、請求項)の作成、中間発表を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
-----
第14回
課題(5)(制作④・発表資料作成)
引き続き、試作品の制作を行うとともに、最終発表・プレゼン資料を作成する。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
-----
第15回
課題(6)(最終発表・総評)
各自の制作品についてまとめた簡易明細書(従来技術、課題、解決手段、効果、図面、実施の形態、クレーム)について最終発表を行う。発表後総評を行う。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【多】(授業時間の50%超)
【あり】
-----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
定期試験は行いません。主として、個人ワークとグループワークの成果物(授業内外あわせて40%)、及び成果発表会(プレゼン)の内容(50%)で評価します。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
---
---
---
---
---
---
---
---
小テスト・授業内レポート
○
◎
◎
---
○
---
20%
---
宿題・授業外レポート
○
◎
◎
---
○
---
20%
---
授業態度・授業への参加度
---
---
○
◎
---
---
10%
---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
○
◎
◎
---
◎
---
50%
---
演習
---
---
---
---
---
---
---
---
出席
---
---
---
---
---
---
欠格条件
---
その他
---
---
---
---
---
---
---
---
教科書にかかわる情報
備考
授業時に印刷物の配布、又は授業前後に教材データのWEB配信を行います。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
産業財産権標準テキスト「総合編」(第4版)
ISBN
978‐4‐8271‐1191‐0
著者名
特許庁 工業所有権情報・研修館
出版社
発明推進協会
出版年
2012
備考
参考書は、H25〜H26年度の1年次共通教育科目「科学技術と社会(**学部生のための知財入門)」で使用した書籍と同じものです。持っている方は持参ください。
メッセージ
試作品の制作に必要な道具・材料は基本的にこちらで用意しますが、はさみと糊(スティック糊でも良い)は必要に応じて各人で用意・持参して下さい。
キーワード
特許、意匠、商標、開発戦略、知財戦略、事業戦略、標準化
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
科学技術と社会(**学部生のための知財入門)
連絡先
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
オフィスアワー
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
ページの先頭へ