タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共通教育
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中 講義 4.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1002220017 知財展開科目B1(情報法と知的財産)[Intellectual Property Development SubjectB1] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
KUCHKOROV MIRSHOD[KUCHKOROV MIRSHOD]
担当教員[ローマ字表記]
KUCHKOROV MIRSHOD [KUCHKOROV MIRSHOD]
特定科目区分   対象学生 全学生 対象年次 0~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
知的財産法は、人による創作物等を保護するものである。一方で、創作されたモノは、「情報」であるといった側面もある。この講義では、「情報」を保護すると言った観点から、著作権法のみならず、肖像権、パブリシティ権、プロバイダー保護法、個人情報保護法等について講義を行う。
授業の到達目標
・知的財産についての幅広い知識を習得し、知的財産がかかわる社会的問題について考察する力を養う。
・情報法の定義について学び、知的財産の情報としての特徴を理解する。
・法的な考え方を基礎として、情報の保護について検討することができる。
・情報保護の重要性に関心を持つ。
授業計画
【全体】
著作権法を始め知的財産制度を概観したのち、知的財産法では規定されない情報の保護に係る法について解説する。
・著作権法、特許法
・顧客吸引力を保護するパブリシティの権利
・肖像権
・プロバイダ責任制限法
・個人情報保護法 等
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
情報とは何か
授業の趣旨・目的やスケジュールなどについて説明する。
情報の定義、情報の種類、関連する法律、表現の自由、表現の自由の規制、情報公開法といったことについて講義。情報法や知的財産に関連する判例等を使ってグループワークを行う。
情報について今まで(中学や高校で)学んできたことを整理する。
知的財産に関する授業を受けたことがあるのか、或いはどのくらいの知識があるか、考えてくる。(目安:1時間)
第2回 通信と秘密 表現と通信の区別、通信の秘密、放送法などの話をする。 小レポートやワークシートを記入してもらう。(目安:30分)
第3回 プライバシー権の歴史 肖像権、プライバシー権やパブリシティ権などの話をする。 小レポートやワークシートを書いてもらう。(目安:30分)
第4回 プラットフォームと競争 情報の流通基盤をめぐる競争と規制、独禁法の関連規定などについて取り扱う。 小レポートやワークシートを書いてもらう。(目安:1時間)
第5回 個人情報の保護 個人情報保護制度の概要、自己情報コントロール権、個人情報の利用目的などについて話す。 小レポートやワークシートを書いてもらう。(目安:30分)
第6回 著作権法上の救済
2020年法改正
著作権侵害に対する救済方法(民事的救済、刑事的救済)について説明し、情報関係の各法律に関わる事件を紹介する。 小レポートやワークシートを書いてもらう。(目安:30分)
第7回 情報法をめぐる世界の状況 OECD8原則、個人情報保護制度の国際関係などについて話をし、最近話題のフェイクニュース関連の事例を紹介し、グループワークを行う。 小レポートやワークシートを書いてもらう。(目安:30分)
第8回 全体の振り返り
小テスト
全体を振り返って、小テストを行う。 授業で学んだ内容の定着を確認するための小テストや授業全体についての感想文を書いてもらう。(目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: --% D: 10%
成績評価法
講義への参加度 20%
授業内レポート 20%
プレゼンテーション 20%
最終レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
miru@yamaguchi-u.ac.jp ミルショド

常盤キャンパスの知的財産センターで業務を行っています。
業務の都合で吉田キャンパスに出かけることもありますので、とりあえずはメールでご連絡ください。
オフィスアワー
平日なら基本的にどの時間帯でも大丈夫です。

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