タイトル

開講年度 開講学部等
2022 工学部
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
前期 水5~8 講義 7.9  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061940060 創成デザイン工学及び演習[Creative Engineering Design] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
小柴 満美子[KOSHIBA Mamiko]
担当教員[ローマ字表記]
小柴 満美子 [KOSHIBA Mamiko]
区分   対象学生 平成29年度以前入学者用 対象年次 4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
創成デザイン工学特論および演習(先取り科目・修士取得科目)、創成デザイン工学及び演習(学部4年)
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
リアル・バーチャルとも地球規模で繋がる社会において、自身を拠点に活躍できるデザイン人材育成を目指す。自主・創造・協働・やり抜く力の育みとして共創の何らかの成果を発表する。チームで調査・デザイン・試作・発表する過程でアクティブにものづくりを学ぶ講義・演習である。異分野、学部・修士課程を一貫して、ものづくり創成デザインの資質を養う。創造的に問題を解決することができる力を、先人の助言を参考にしながら、デザイン技法や発想法から具体的なものづくりとフィードバック、完成の具体的なプロセスを経験する。開発においては共創力が決め手になる。多様に異なる考えを受け入れコミュニケーションをとりながら、相互に向上をはかる創造的プロセスの素晴らしさを体得してもらう。令和2年度の新しい試みとして、第4次産業革命の中核、ITをより柔軟に取り入れられるように、ヤフーの現役ITエンジニアが「学生のしたい、できないことを、できるように」指導する、学生次第の意欲と実行で深まる授業。例年(1)ひと・まち・社会、(2)アートと技術融合、(3)健康と運動、(4)高齢者支援、などのキーワードを提示して来たが、新しい価値を生むものづくりの実現方向であれば内容を問わない。チーム・メンバーは、必要に応じてIT系や各分野の融合構成を配慮し学び合ってもらうので、得意・不得意の心配も無用。メンバーも強制ではなく、友人同士のチーム構成、研究室メンバーで研究に役立つ応用、などでも構わないが、ユニークな作品を期待する。
一般目標
共創を達成し、発表を行う。自主・創造・協働・やり抜くこと、この基本的な達成が目標。いろいろな発想法、デザイン技法について学んだ後,基本的なwebベースのコーディング、コードの管理法を学ぶ。そして、フィールドワーク、現地調査、試作開発、発表を行う。
ハード面の工作法や3Dプリンターなどのデジタル加工技術も、要望に応じ補講が可能。デジタル工房(志イノベーション道場)の高精度3Dスキャンナー、高機能レーザー加工機やCNCデザイン工作機、UVインクジェットプリンター、3Dプリンターなど3Dデザインと制作用機器ならびにソフトウェアを利用し、最先端の技術開発力を体得的に養うことができる。
授業の到達目標
知識・理解の観点
・ IT/Webベースに開発
・ 初学者も 自主力により
・ 自主的に自由に知識・理解の幅を広げること.
思考・判断の観点
・ サービスアイディアの考え方.
・ デザインの科学的評価・価値観について説明できる.
・ 考案した製品の性能を伝達するために必要な情報コンテンツを選択できる.
・ ものづくりを達成するために、改良要件を見出し解決する。
関心・意欲の観点
・ 作業に興味を持って取り組める.
・ グループ内で相談し,協力して作業を進められる

態度の観点
・ グループ作業を通じてコミュニケーションやチームワークを学ぶ.
・ 他の人に丸投げではなく、担当しないところも理解につとめ、互いに学び合う.

技能・表現の観点
・ 発想法を応用してアイデアを考案することができる。
・ デザイン工学を応用した情報の視覚化を行うことができる。
・ 機能を評価する方法を考える。
・ 伝達内容を効果的にプレゼンテーションできる。
その他の観点
・ 制限された期間内に作業を終了させることができるように計画立案を行うことができる.
・ 表現する対象者のサイドに立った考えを予測し、対象者の興味が広がるプレゼンテーション.
・ あそびごころ. おもしろいもの・こと.
授業計画
【全体】
最初に3~4名程度のグループをつくり、サービスアイディア考える。アイディア出し後、コンセプト発表。コメントをもらって調整したあと、コーディング講座を受講する。ヤフーの実践講義を受講し、参考にしながら、開発を進める。中間発表にて、コメントをもらい、修正調整。フィールドワークで現地調査を行う回と、ヤフー社員による実践講座にて、改良を進める。プレゼンテーションは、ひとつのアイディアを伝える重要な課程。最終回で発表。次の点を重視し評価。
-新規性(技術や組み合わせのオリジナリティがあるか)
-技術性(利用している技術は高度か)
-発展性(将来どの程度の波及効果が期待できるか)
-再現性(アイデア、プレゼンテーションだけではなく実際に動くものがあるか)
*他者の著作権物の使用を認めない。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 イントロダクション ・オンライン授業ガイダンス
・ものづくりマインドのインプット
Slack の使い方に慣れておく 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第2回 アイディアの考え方
アイデア発想法
アイデアソン
アイデアソンで出たアイデアをブラッシュアップする
チームビルディングでチームが出来なかった人はチームを作ってくる
【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第3回 アイデアの拡げ方 アイデアの調べ方
過去ハッカソン作品のアイデアに触れてみる
チーム内でのアイデアブラッシュアップ
次週までにチームで作りたいアイデアを決める
アイデアに基づいた発表用の資料を作成する
【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第4回 アイデア発表会 学生発表(1チーム3分程度、フィードバック)
アイデアから具現化したいものへの落とし方
設計手法
特になし 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第5回 ゲスト講演 ものづくりを通じた社会貢献、コミュニティ活動の紹介など
さまざまなツールに触れてみる
特になし
【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- 【あり】
第6回 ものづくり講座(基礎編) Html, Css, JavaScriptを使ったコーディング
(おえかきソフトを作る, 数字クリックゲームなど)
授業内で教えた課題を作りきって提出すること(〆切:6/15)
GitHub のアカウントを作成しておく
【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第7回 コードの管理方法 コードの管理方法
Githubの使いかた(タスク管理や管理方の実践など)
授業内で終わらなかったコード管理を全部管理できるようになっておく 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- 【あり】
第8回 ものづくり講座(API編) API概要、API利用
Html, Css, JavaScript を使ったコーディング(API編)
特になし 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 【あり】
第9回 宇部市フィールドワーク
詳細は決まり次第アナウンスします 中間成果報告に向けた発表資料の作成 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第10回 中間成果報告会 学生による発表(1チーム3分、フィードバック)
フィードバックを経て最終報告会にい向けてのロードマップ作成
Google アカウントの作成 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第11回 データの使い方 データベース概要
Firebase を使った実装
決めたアイデアの設計が完了し、開発が始められる準備ができていること 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第12回 アイデアに基づく開発 開発なんでも相談会withオンラインサポーター 決めたアイデアの開発を継続する 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第13回 アイデアに基づく開発及び
最終発表資料作成
開発なんでも相談会 with オンラインサポーター
資料作成におけるまとめ方
発表資料のデザイン、著作権の考え方
決めたアイデアの開発を継続する
最終発表に向けて発表会の資料をつくり終えている
【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- -----
第14回 最終発表資料作成 学生発表(1チーム3分、作品展示会、表彰、フィードバック) 決めたアイデアの開発を継続する 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】 【あり】
第15回 振り返り 自分たちが作ったものや、ものづくりのKPTをチームメンバーで話して振り返りをする 特になし 【多】(授業時間の50%超) 【多】(授業時間の50%超) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
提出物、コメント発表、演習、中間発表会、最終講評会の全体項で評価する.
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- 評価に加えず ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- --- --- 20% ---
宿題・授業外レポート --- 20%
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- --- --- 評価に加えず ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 60%
演習 --- --- --- --- --- --- 評価に加えず ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
授業内で提示予定.
メッセージ
学部4年生、修士1、2年生を広く募集します。
IT時代の必須な概念を、ヤフーのみなさんから引き出してみましょう.
キーワード
ものづくり,デザイン工学,発想法,コミニユケーション,視覚情報伝達
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
各専門学科、専攻の全授業科目.各専門を活かしITものづくりを先進企業エンジニアに学ぶ
連絡先
山口大学工学部ものづくり創成センター
小柴満美子
koshiba@yamaguchi-u.ac.jp
0836-85-9817
オフィスアワー
いつでもご相談下さい

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