開講年度
開講学部等
2019
工学部
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
後期
金1~2
講義
3.6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062320090
有機化学II[Organic ChemistryⅡ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
岡本 浩明[OKAMOTO Hiroaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
岡本 浩明 [OKAMOTO Hiroaki]
区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
Organic Chemistry II
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
化学II,有機化学I に引き続き,有機化合物の構造と性質,化学変化を系統的に捉え,有機化学の基礎を把握・理解する。
一般目標
有機化合物の構造と一般的な性質について理解する。
電子の流れを理解して反応とその機構について体系化する。
有機化合物の反応における基本法則を理解する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
1.エノラートイオンの反応、アルケンへの求核付加反応、芳香族求核置換反応等の反応機構を理解する。
2.協奏反応や転位反応等の反応機構を理解する。
思考・判断の観点
有機化合物の性質と反応性を把握した上で、合成法の適切さを判断できる。
イオン反応、協奏反応、転位反応、ラジカル反応のメカニズムとその理由を適切に説明できる。
有機化合物の官能基変換反応について説明できる。
授業計画
【全体】
エノールの構造から生体物質および有機化合物の反応性や基本原理を含む有機化学について学ぶ。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
エノラートイオンとその反応(1)
アリルアニオンとエノラートイオン
エノール化の反応機構
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第2回
エノラートイオンとその反応(2)
アルドール反応とClaisen縮合
エノラートイオンのアルキル化
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第3回
求電子性アルケンへの求核付加反応
共役付加
エノラートの共役付加
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第4回
芳香族化合物における求核置換反応
共役付加ー脱離機構
芳香族求核付加-脱離機構
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第5回
縮合多環芳香族化合物と芳香族ヘテロ環化合物
縮合多環芳香族化合物の構造と反応性
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第6回
ラジカル反応
ラジカルの構造と安定性
ラジカルの反応性と生成物
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第7回
有機化学IIの総合演習(1)
第1週から第6週までの内容の復習
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第8回
中間演習(1)
第1週から第7週までの内容の試験形式での演習
演習問題
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
【あり】
第9回
ペリ環状反応
Diels-Alder反応と転位反応
軌道の対称性
演習問題
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
【あり】
第10回
転位反応
1,2-転位反応
酸素、窒素への転位反応
演習問題
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
【あり】
第11回
中間演習(2)
第1週から第7週までの試験形式での演習の解答
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第12回
有機合成
有機合成に使う反応と合成計画の考え方
反応の選択性と使い分け
保護基の利用と多段合成
有機合成の効率
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第13回
生体物質の化学
炭水化物と核酸
アミノ酸とタンパク質
脂質
演習問題
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第14回
有機化学IIの総合演習(2)
有機化学IIの総合演習(解答例)
演習問題
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
【あり】
第15回
総合演習(3)
第1週から第14週までの内容の試験形式での演習
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
中間演習と期末試験を主として評価に用いる。試験では主として知識を問うことになるが、知識を活用し、論理的に解答を導くような問題も出題する。出席状況を定期試験受験の欠格事項にすることはしないが、出席しなければ理解できなくなるのは必至であるので、必ず毎回出てきて聞くようにしてください。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
◎
◎
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90%
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小テスト・授業内レポート
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宿題・授業外レポート
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授業態度・授業への参加度
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
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演習
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出席
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その他
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教科書にかかわる情報
教科書
書名
Organic chemistry : a mechanistic approach
ISBN
978-0-19-969327-6
著者名
Tadashi Okuyama, Howard Maskill
出版社
Oxford University Press
出版年
2014
備考
Web上にもこの教科書の問題などの有益情報がありますので、アクセスして勉強に役立ててください。
www.oxfordtextbooks.co.uk/orc/okuyama/
参考書にかかわる情報
備考
教科書の日本語版は丸善より出版されています。
メッセージ
化学の中で重要な位置を占める「物質生産」の重要な一角を担っているのが有機化学です。化学の専門家としては必須の学問分野ですのでしっかり勉強してください。一朝一夕に学習はなりません。毎日少しずつでも良いから勉強するようにしてください。有機化学の学習は、数学ではなく語学の習得とよく似ています。最後はどれだけ「長い時間を費やして勉強したか」で決まります。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
化学II・有機化学I、有機合成化学
連絡先
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
オフィスアワー
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
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