開講年度
開講学部等
2019
工学部
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
後期
月3~4
講義
0.8
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062320760
高分子化学Ⅰ[Polymer ChemistryⅠ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
鬼村 謙二郎[ONIMURA Kenjiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
鬼村 謙二郎 [ONIMURA Kenjiro]
区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
Polymer Chemistry I
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
本講義の前半では高分子の概念,歴史,性質,分子量などの基本的な概念を提供し,高分子合成を学習する上での基礎的知識を学びます。さらに高分子の合成反応の逐次反応,連鎖重合について学びます。
後半ではリビング重合方法や特徴,高分子の立体化学,特殊構造を示す高分子,高分子反応について学びます。
また企業や研究所の実務経験を活かし,有機化学や高分子化学分野における基礎知識の重要性を説明する。
一般目標
高分子と低分子の相違について理解する。高分子合成における連鎖重合と逐次重合を理解する。重合方法によって得られるポリマーの種類やその化学的・物理的性質を修得する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
高分子化合物と低分子有機化合物との相違について説明できる。
連鎖重合と逐次重合について説明できる。
思考・判断の観点
モノマーの構造により重合方法や反応機構が説明できる。
関心・意欲の観点
ポリマー材料について討論できる。
態度の観点
必ず出席する。レポートなどの宿題は必ず提出する。
授業計画
【全体】
教科書に沿って講義を行ない、特に教科書の図や表を液晶プロジェクターを利用して分かりやすく解説する。教科書にない部分の補足説明も液晶プロジェクターを用いて説明する。
高分子化学課題を解いて、レポートとして提出する。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
第1章 高分子とは
高分子についての説明
高分子の歴史
高分子の分類
合成有機高分子
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【あり】
第2回
第2章 高分子の化学構造
分子量と分子量分布
頭-尾,頭-頭結合
立体規則性(タクチシチー)
高分子の構造
単独重合体と共重合体
特殊構造高分子
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【あり】
第3回
第3章 高分子生成反応
重合反応の分類
逐次重合
連鎖重合
リビング重合
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【あり】
第4回
第4章 縮合重合・重付加 (1)縮合重合の特徴
縮合重合の方法
連鎖的縮合重合
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【あり】
第5回
第4章 縮合重合・重付加 (2)
重付加の特徴
付加縮合の特徴
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【あり】
第6回
第5章 ラジカル重合 (1)
ラジカル重合について
ラジカル重合の素反応
ラジカル重合の速度論
ラジカル重合の方法
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【あり】
第7回
第5章 ラジカル重合 (2)
共重合について
モノマー反応性比
共重合体組成
Q-e論
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【あり】
第8回
中間試験
1〜7週までの総復習
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第9回
第6章 イオン重合 (1)
イオン重合の特徴
アニオン重合
リビングアニオン重合
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【あり】
第10回
第6章 イオン重合 (2)
カチオン重合
リビングカチオン重合
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【あり】
第11回
第7章 配位重合・開環重合 (1)
配位重合の特徴
立体規則性重合
Ziegler-Natta触媒
メタロセン触媒
メタセシス重合
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【あり】
第12回
第7章 配位重合・開環重合 (2)
開環重合の特徴
カチオン開環重合
アニオン開環重合
ラジカル開環重合
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【あり】
第13回
第8章 高分子の反応
高分子反応について
高分子反応を用いた例
高分子ゲル
高分子触媒
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【あり】
第14回
第9章 酵素・微生物による高分子の合成と分解
酵素・微生物による高分子合成
酵素触媒重合
天然高分子
生分解性高分子
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【あり】
第15回
高分子化学演習
1〜14週までの総復習
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第16回
期末試験
高分子化学に関する試験
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
中間テスト,期末テスト,小テスト,レポートおよび出席により総合的に評価します。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
◎
◎
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80%
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小テスト・授業内レポート
◎
◎
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宿題・授業外レポート
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10%
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授業態度・授業への参加度
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評価に加えず
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
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評価に加えず
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演習
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出席
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◎
◎
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欠格条件
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その他
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評価に加えず
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教科書にかかわる情報
教科書
書名
高分子化学 化学の指針シリーズ
ISBN
978-4-7853-3227-3
著者名
西 敏夫,讃井浩平,東 千秋,高田十志和
出版社
裳華房
出版年
2016
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
応用化学演習Ⅳに高分子化学に関する演習を行います。
再履修の学生へ:2018年度より教科書を変更しました。
キーワード
高分子、重縮合、重付加、付加縮合、ラジカル重合、イオン重合、遷移金属触媒重合、開環重合、リビング重合、機能性ポリマー
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
関連科目
高分子化学Ⅱ,
応用化学演習Ⅳ(2年後期),応用化学実験Ⅲ(3年前期)
連絡先
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オフィスアワー
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