タイトル

開講年度 開講学部等
2019 工学部
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
後期 木1~2 講義    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062330590 遺伝子工学[Genetic Engineering] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
赤田 倫治[AKADA Rinji]
担当教員[ローマ字表記]
赤田 倫治 [AKADA Rinji]
区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
Genetic Engineering
概要(共通教育の場合は平易な授業案内)
遺伝子工学の基礎となる分子生物学を学習し, 遺伝子の構造と機能についての基礎的概念を把握するとともに, 遺伝子工学の応用を学ぶ。
今、遺伝子を考えることは、医療や食品、健康、環境、地球など、様々な分野で生命の設計図である遺伝子DNAの考え方をベースに展開している。これからを生きる人は、どんな分野であれ、遺伝子の理解が役に立つ。
この授業では、1コマを実務経験者による外部講師が講義する。
一般目標
1)遺伝子とは何かを理解する。
2)遺伝物質としてのDNAの構造を理解する。
3)遺伝物質DNAの構造からそれがなぜ生命の設計図と呼ばれるのかを理解する。
4)セントラルドグマ,遺伝子からタンパク質への流れを理解する。
5)遺伝子工学の手法を学び,その応用性を知る。
授業の到達目標
知識・理解の観点
生命体を遺伝学的に理解し,遺伝子の構造と機能に対する基本的な知識を得ること
思考・判断の観点
生物を遺伝子の観点から考えることができる
関心・意欲の観点
生きていることへの科学的な興味を持つ
態度の観点
演習を行う
授業計画
【全体】
遺伝学の基礎から遺伝子の構造と機能を概説し,DNAの操作法について学ぶ。操作法の理解から応用へ展開し,様々な遺伝子工学の応用を理解する。さらに,ガン遺伝子などの医療やバイオテクノロジーの産業的利用について具体的なイメージを形成できるようにする。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 メンデル遺伝学 遺伝学の基礎 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第2回 遺伝と遺伝子 遺伝子を遺伝学からとらえる。なぜ人は人に生まれるのか。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第3回 からだの中の遺伝子とその役割 遺伝子の存在と機能。その表現型。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第4回 遺伝物質の構造 DNAの物質としての構造と構造に秘められた機能を理解する。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第5回 遺伝子の複製 DNAの構造にあるコピー機能。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第6回 遺伝子の普遍性 DNAの構造の単純さはすべての生物に共通する。生物の複雑さは遺伝情報の多様性から生まれる。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第7回 遺伝子の発現(転写と翻訳) 遺伝子の役割はタンパク質をコードすること。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第8回 遺伝子発現の調節 遺伝子はいつも調節されている。さまざまな調節の方法。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第9回 遺伝子操作のテクニック 遺伝子を切ったり,つなげたり,生物に導入する方法論。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第10回 PCR法 PCR法という画期的方法。方法の単純さと応用性の高さ。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第11回 遺伝子の改造 遺伝子を改造すれば新しい機能をつくることができる。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第12回 有用タンパク質の遺伝子工学的生産 遺伝子を改造して有用タンパク質を動物,植物,微生物で生産する。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第13回 ゲノム ヒトの遺伝子の配列をすべて解読したら何ができるか。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第14回 ガンと遺伝子 遺伝子を理解するとガンがわかる。 ----- ----- ----- ----- ----- -----
第15回 まとめ ----- ----- ----- ----- ----- -----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
授業は,基本的に講義を復習を兼ねる演習を行う形で進行する。演習問題は毎回解答と提出を義務付ける。提出された演習問題解答は総合評価に加点する。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- 70% ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- --- --- 15% ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- --- --- 10% ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- --- --- --- ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- --- --- --- --- --- --- ---
演習 --- --- --- --- --- --- --- ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
教科書 書名 シンプル生化学  ISBN
著者名 出版社 南江堂 出版年
備考
プリントを配布

実務経験者による1コマの講義を設ける。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 林,廣野 ISBN
著者名 シンプル生化学 出版社 南江堂 出版年
備考
メッセージ
DNAや遺伝子は毎日のように聞く言葉になりました。遺伝子の基本を理解し,遺伝子の時代に備えたい。
キーワード
DNA,遺伝子,遺伝子工学,分子生物学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 気候変動に具体的な対策を
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
生物化学I,生物化学II,微生物学
連絡先
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
オフィスアワー
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