開講年度
開講学部等
日英区分
:
日本語
2023
大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期
火3~4,火11~12
5.5
時間割番号
科目名[英文名]
単位数
3151600107
地域看護学特論Ⅰ
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
牛尾 裕子[USHIO Yuko]
非該当
担当教員[ローマ字表記]
牛尾 裕子 [USHIO Yuko]
区分
対象学生
対象年次
持続可能な開発目標(SDGs)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
Advanced Nursing of Community Health Ⅰ
使用言語
日本語
概要
保健学専攻博士前期課程では、地域医療の実践の場あるいは保健行政の場において管理・運営を担える人材を養成することを目指し、2年間で学位論文を纏めることが課題とされています。本科目では、そのための基本的な能力を修得することを目指します。具体的には、受講者個々の実践経験に基づき保健医療福祉において探究する課題の明確化に取り組みます。そのプロセスにおいて、その課題を探究するために必要となる、発想力、論理的思考力及び説明力を修得します。
一般目標
保健医療福祉の実践現場の課題を探求することに必要となる、発想力、論理的思考力、説明力を修得する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
1 論理と接続の基本的な構造を説明できる。
2 文献検索の基本を説明できる。
3 わかりやすい説明のポイントを説明できる。
4 保健医療におけるエビデンスとナラティブの概念の相違や機能を説明できる。
思考・判断の観点
1 提示した課題における議論の構造を読み解くことができる。
2 保健医療福祉の課題明確化のための文献検討の問いをたてることができる。
3 自身が立てた問いに対して、学術論文を正しく読み解くことができる。
関心・意欲の観点
1 提示された課題に意義を見出し、関心を持って取り組む
態度の観点
1 自らの課題意識明確化のために、文献を工夫して収集する。
2 自らの経験などと関連付けながら、議論に積極的に参加する。
技能・表現の観点
1 自らの考えを他者が理解できるように伝え、他者との討議を通して、さらにまた自らの考えを深めることができる
2 与えられた課題に対して、根拠に基づき自らの考えを文章で論理的に伝えることができる。
授業計画
【全体】
下記の内容から授業を構成します。
1議論の構造
2文献検索
3学術論文読解
4プレゼンテーション技法
以上について演習課題に取り組むことを通して、論理的思考力、説明力等を修得します。
本科目の最終レポート課題は、以下の通りです。
「各自テーマを設定し、文献検討により現代の我が国の保健医療福祉の現状を分析し、看護の立場から組織的変革が必要と考える課題を、その根拠と共に論理的に述べよ」
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A~Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】、【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%~50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
科目オリエンテーション
本授業のねらいと進め方
大学院で取り組みと研究課題に関する問題意識の共有
シラバスにより本授業内容の把握と質問を考える(1時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
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第2回
論理的思考
論理的思考と科学的思考
理論的思考と科学的思考について事前学習する。授業資料を用いて振り返る(4時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【あり】
【あり】
第3回
議論の流れを読み解く
接続関係についてのミニレクチャーとミニワーク
事前課題と議論の構造を読み解くための宿題に取り組む(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
-----
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第4回
議論の流れを読み解く
議論の構造を読み解くワークに取り組む
テキスト①の指定箇所を事前学習及び復習(4時間程度)
-----
【中】(授業時間の15%〜50%)
-----
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
-----
第5回
論証の構造
論証の構造ミニレクチャー
テキスト①の指定個所を事前学習及び復習(4時間程度)
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第6回
文献検索の方法
文献検索の基本と方法
授業資料で復習し、文献検索に取り組む(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【中】(授業時間の15%〜50%)
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【あり】
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第7回
文献検索の実際
文献検索を試行する
文献検討の問い
文献検索に取り組む(4時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第8回
文献検索の実際
文献検討計画の発表
文献検討計画に従い文献を検索し、文献を選定する(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
-----
【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第9回
文献検索の実際
選定した文献を読み解く
文献の整理分析
文献検討に取り組む。(4時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第10回
医療におけるエビデンスとナラティブ
医療におけるエビデンスとナラティブ概説
テキスト②の指定した箇所を読み課題に取り組む。(4時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第11回
地域保健におけるエビデンスとナラティブ
事前課題を報告し議論
テキスト②で復習(4時間程度)
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【多】(授業時間の50%超)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第12回
学術論文を読み解く
自身の課題に関連する学術論文のプレゼンテーションと討議
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第13回
プレゼンテーション技法
分かりやすいプレゼンテーションの基本
自身のこれまでのプレゼンテーション経験を振り返りまとめる。プレゼンテーション準備
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
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【少】(授業時間の15%未満)
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【あり】
【あり】
第14回
プレゼンテーション技法
プレゼンテーションのデモンストレーション
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
第15回
論文作成の基本
論文作成の基本
最終レポート課題中間報告
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化、レポート作成に取り組む。(4時間程度)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
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【中】(授業時間の15%〜50%)
【あり】
【あり】
5.5ポイント
成績評価法
【全体】
課題の取り組みとプレゼンテーション及び最終レポートに基づき、知識・理解、思考・判断、関心・意欲、態度及び技能・表現の各観点の到達度を評価する。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
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小テスト・授業内レポート
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宿題・授業外レポート
○
◎
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◎
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30%
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授業態度・授業への参加度
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○
◎
◎
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30%
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
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◎
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◎
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40%
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演習
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出席
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欠格条件
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その他
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ルーブリック等の評価基準
ファイル名
備考
ルーブリック等の評価基準
設定されていません。
設定されていません。
設定されていません。
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
①新版論理トレーニング
ISBN
978-4-7828-0211-3
著者名
野矢茂樹著
出版社
産業図書
出版年
教科書
書名
②医療におけるナラティブとエビデンス
ISBN
著者名
斎藤清二
出版社
遠見書房
出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
①看護研究のための文献検索ガイド
ISBN
著者名
山崎茂明 六本木淑恵
出版社
日本看護協会出版会
出版年
参考書
書名
②新版 論文の教室
ISBN
著者名
戸田山和久
出版社
NHK出版
出版年
参考書
書名
③わかりやすい説明の技術
ISBN
著者名
藤沢晃治
出版社
講談社
出版年
備考
メッセージ
キーワード
論理的思考、クリティカルシンキング、エビデンス、ナラティブ、文献検討、プレゼンテーション
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
ヘルスプロモーション特論、地域看護学演習Ⅰ、地域看護学特論Ⅱ、地域看護学演習Ⅱ
連絡先
牛尾裕子 y_ushio@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時(要アポイントメント)
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