タイトル

開講年度 開講学部等 日英区分 :日本語
2023 大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
後期 集中   4.7  
時間割番号 科目名[英文名] 単位数
3152600108 地域看護学演習Ⅰ 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
牛尾 裕子[USHIO Yuko] 非該当
担当教員[ローマ字表記]
牛尾 裕子 [USHIO Yuko]
区分   対象学生   対象年次  
持続可能な開発目標(SDGs)
  • すべての人に健康と福祉を
開設科目名(英訳)
Seminar of Community Health Nursing Ⅰ
使用言語
日本語
概要
人々が生活する場で行われている健康に関連する事業やプロジェクトへの参加、看護学基礎教育における公衆衛生看護教授・学習活動への参加を通して、公衆衛生看護の実践過程と専門性についての考えを深め、看護職によるコミュニティの健康増進への寄与に必要な視点を確立することをねらいとする。学生の背景やニーズに応じて、公衆衛生看護の実践現場や教育現場におけるフィールドワークの課題を設定する。課題の取り組み結果のプレゼンテーションをもとに、教員や院生同士で討議する。
一般目標
1 人々が生活する場で行われている健康に関連する事業・プロジェクトをアセスメント・評価する。
2 看護学基礎教育における学生の特性に応じた公衆衛生看護の教授学習法を評価・考察する。
3 公衆衛生看護の専門性についての自らの考えを深め、看護職によるコミュニティの健康増進への寄与に必要な視点を確立する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
コミュニティの健康増進に寄与する事業・プロジェクトの展開過程を理解する。
学生の主体的学びを引き出す教授・学習の基盤となる概念や理論を説明できる。
思考・判断の観点
コミュニティを対象とした健康関連事業・プロジェクトをアセスメント・評価できる。
公衆衛生看護の教授学習法を評価・考察する。
関心・意欲の観点
自身の興味関心と関連付けて、フィールドワークの課題を設定し取り組む。
態度の観点
課題への取り組みを通して、自身の看護観・公衆衛生看護観・教育観をリフレクションできる。
技能・表現の観点
課題の取り組み成果を論理的にかつ分かりやすくプレゼンテーションできる。
課題への取り組みに基づくリフレクションを、自己開示できる。
課題の取り組み成果を学習した概念等と関連付けて論理的に文章化できる。
授業計画
【全体】
関連する基本的な概念などについては講義等を通じて教授する。
フィールドと課題の設定は学生と相談して決める。
フィールドワークによる課題の取り組み結果をプレゼンテーションしてもらい、教員や院生同士でディスカッションを通して深める。

※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A~Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】、【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%~50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 科目オリエンテーション
本授業のねらいと進め方
院生の興味関心に基づく課題設定
シラバスを把握し質問を考える(1時間程度) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- ----- ----- 【あり】
第2回 プロジェクトとは何か プロジェクトとは、看護リーダーとしてのプロジェクトマネジメントの必要性、プロジェクトの経験の振り返り 課題の取組(4時間程度) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【あり】
第3回 PCM手法 PCM手法の理論と基本となる考え方 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第4回 PCM手法活用の実際 関係者分析・問題分析 課題の取組(6時間程度) ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】
第5回 PCM手法活用の実際 関係者分析・問題分析・目的分析 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第6回 PCM手法活用の実際 プロジェクトの選択とPDM作成 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第7回 PCM手法の実際 プロジェクト計画の発表と討議 課題の取組(6時間程度) ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】
第8回 主体的学びを引き出す教授・学習の基盤となる概念や理論 パフォーマンス評価・メタ認知等の概説 課題の取組(4時間程度) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【あり】
第9回 看護学基礎教育における公衆衛生看護の教授学習における課題検討 自身の基礎教育等教育に関わる体験のリフレクション 課題の取組(4時間程度) ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】
第10回 看護基礎教育における公衆衛生看護の教育現場におけるフィールドワーク フィールドワークの実践 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第11回 看護基礎教育における公衆衛生看護の教育現場におけるフィールドワークの振り返り リフレクション及びフィールドワークのテーマの設定 課題の取組(6時間程度) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) ----- 【あり】
第12回 看護基礎教育における公衆衛生看護の教育現場におけるフィールドワーク テーマに基づくフィールドワークの実践 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第13回 看護基礎教育における公衆衛生看護の教育現場におけるフィールドワーク テーマに基づくフィールドワークの実践 課題の取組(6時間程度) ----- ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- ----- 【あり】
第14回 公衆衛生看護の教育現場におけるフィールドワーク成果のプレゼンテーションと討議 テーマに焦点を当てたディスカッション 課題の取組(4時間程度) ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- 【あり】
第15回 公衆衛生看護の実践過程と専門性、看護職によるコミュニティの健康増進への寄与に必要な視点 フィールドワークのリフレクションと講義内容の補足 課題の取組レポート作成(6時間程度) ----- 【多】(授業時間の50%超) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 【あり】
4.7ポイント
成績評価法
【全体】
課題の取り組みとプレゼンテーション及び最終レポートから、知識・理解、思考・判断、関心・意欲、態度及び技能・表現の各観点の到達度を評価する。
最終レポートは、公衆衛生看護の実践現場と教育現場におけるフィールドワークの成果を本科目の学習目標に基づき、考察し論述する。具体的なテーマは学生自身が設定する。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- --- ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
宿題・授業外レポート --- --- 40% ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- --- --- --- ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- 30% ---
演習 --- --- --- 30% ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
ルーブリック等の評価基準
ファイル名 備考
ルーブリック等の評価基準 設定されていません。
設定されていません。
設定されていません。
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 開発援助のためのプロジェクト・サイクル・マネジメント:参加型計画編 ISBN
著者名 FASID 出版社 出版年
教科書 書名 開発援助のためのプロジェクト・サイクル・マネジメント:モニタリング・評価編 ISBN
著者名 FASID 出版社 出版年
教科書 書名 医療現場のプロジェクトマネジメント ISBN
著者名 猶本良夫他 出版社 碩学舎 出版年
備考
その他資料を適宜提示する
参考書にかかわる情報
参考書 書名 実践ヘルスプロモーション  PRECEDE-PROCEEDモデルによる企画と評価 ISBN
著者名 ローレンス W. グリーン,マーシャル W. クロイター著,神馬征峰訳 出版社 医学書院 出版年 2005
参考書 書名 理解をもたらすカリキュラム設計-「逆向き設計」の理論と方法- ISBN
著者名 G.ウィギンズ/J.マクタイ著 西岡加名恵訳 出版社 日本標準 出版年 2012
参考書 書名 メタ認知 学習力を支える高次認知機能 ISBN
著者名 三宮真智子 出版社 北大路書房 出版年 2006
備考
メッセージ
キーワード
健康、環境、コミュニティ、生活、ヘルスプロモーション、公衆衛生看護、地域診断、PDCAサイクル、パフォーマンス評価、メタ認知
持続可能な開発目標(SDGs)

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
ヘルスプロモーション特論、地域看護学特論Ⅰ、地域看護学特論Ⅱ、地域看護学演習Ⅱ
連絡先
牛尾裕子
y_ushio@yamaguchi-u.ac.jp

オフィスアワー
随時(要アポイントメント)

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